犬の気持ち。人間の気持ち。

 

日本には噛みつき犬が多く、その多くが捨てられてしまうことをご存じですか?

 

 

 

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愛犬 M

 

 

原因は

 

①飼い主や社会の犬に対する知識不足

②動物を保護する制度が日本に乏しい

 

等が挙げられます。





一度に全てをお話しすることは難しいので、

今日は①についての一例をお話しします。



 

 

【臆病な子、おびえる子の場合】

 

 

噛みついてしまう子は2種類に分けられます。

攻撃性のある子(今回は大きく分類して、いわゆるボス犬も含みます)と、臆病な子に分けられます。

前者とのコミュニケーションは後者と比較すると簡単で上下関係をしっかりつければいいのです。これに関しては、また別の機会にお話しします。

 

 

他方、後者はちょっと厄介です。。。

 

テレビ等で捨てられた犬が心を閉ざして、その子がゆっくり心を開く様子

を描いたような企画を目にしたことはありませんか?



実はあれは犬にとってはとても酷なことなのです!

 

犬の感情は人間とは異なります。

犬は非情な生き物です。

犬の世界で情けはありません。

 

つまり、人間と同じように

「過去に辛いことがあったのよね、かわいそうに。。。」

「臆病な性格なんだから、無理に他の犬に近づけたら可愛そう。」

人間にとって同情は優しさでもありますが、犬にとって上記のような考え方は

不安定に精神状態を持続/増幅させ

かえって、犬にとって不幸な人生を招きかねないのです。

 

では、どうすればいいのでしょうか。

 

犬の習性を学ぶことが必要なんです。

 

もちろん、人間同士ですら理解できないことも多いのに、ましてや種の異なる犬の思考方法や習性を学ぶことはそう簡単ではないかもしれません。

 

それでも、あなたの愛犬にしてあげられることがあります。

 

あなたの愛犬の苦手なことを、あえて、させてください。

犬はとても順応が早い動物です。

人間でいうトラウマなんてものは存在しません。

すぐに解決できるものなんです。羨ましいですね。

 

その具体的な方法は、

 

①犬の習性

②犬種の特徴

③その子自身の性格

 

によっても異なるので、一概には言えませんが今後少しずつ紹介していきたいと思います。



繰り返しになりますが、犬と人間は異なり、同じように接すること(人間にとっての親切心)が犬にはかえって負担になることがあることをどうか、心に留めておいてください。

 

そして、犬の気持ちを、人間の視点からではなく、犬がどう行動するのか学ぶことによって理解してあげてください 。



今後も犬の習性等、少しづつ紹介していきたいと思います。