小笠原の旅3日目はトレッキングでたくさん歩いて【小笠原・東京】
2022年4月
‐ You find a sunny day because you met rainy days
- M
- 雨の日を経験したから晴れの日に気づける
‐ M
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ハートロックのトレッキングツアーに参加
生憎の曇りだったが小笠原の歴史や自然に出会う
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のんびりしに大村海岸へ行き、ばったりさっきのツアーで一緒になった人に出会う
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小笠原のナイトツアーで珍夜景に出会う【小笠原・東京】
2022年4月
- 自然にも国家と同じように多くの法律があったならば、神でも自然を支配しきれないであろう。
二十歳そこそこの頃、オーストラリアでフライングフォックスという1m以上ある大きなコウモリに街中で夜中に出くわし、睨まれて以来コウモリは苦手意識があったが、今回は可愛かった。ドイツでコウモリを研究している友人がいたが、初めてその気持ちがほんの少し分かった気がした。
続くグリーンペペも探索は難航。きのこは動かないのに何でと思うかもしれないが、なぜなら緑に光っているのは2~3日しかないからだ。ガイドさんも情報共有し合っているらしいが、なかなか見られない。この日は最終的に運よく、道路横の道の片側できのこの軍勢に出会えた。とはいえ、距離があるので近くで形などを見ることはできない。
小笠原は自然保護のためたくさんの規制がある。道横に入れるのは公認ガイドさんのみ。グリーンペペは採ってはいけないため、運よく切り株などに自生していた場合は、ガイドさんが近くまで持ってきてくれるそう。この時は生憎、土の上に生えていたので遠くから、薄く緑色に光ってのをみんなで眺めた。
この時の暗すぎて写真は採れなかったが、運よく後日トレッキングしていた時に見つけた写真があるので貼っておく。
白く見えているのが、グリーンペペ。撮影したのは日中帯だったので、緑色に光っているのをみるために丸太を暗がりえ移動させたが、まだ明るすぎて手で暗くして光を確認している。
グリーンペペも無事に観察し、最後に浜辺夜行性生物を観に行く。
村の方に車で戻り海へ行くと、人だかりが出来ていた。
海を見るとなんとサメだのマンタだの魚がうじゃうじゃいた。まさに、水族館状態だった。
これら浜辺夜行性生物は野生の生き物だが、裏話がある。現在は違法だが、昔おじいさんがここで生き物に餌をあげていたそう。だから生き物たちが習性でここに集まってくるのだとか。いつまでこの特殊な光景が見られるかは不明(生き物次第)だが、感動するので小笠原に行ったら是非ここは探してみると良いと思う。
ツアーでは小笠原の生物や生活についてもたくさんのことを教えてくれた。万一生き物たちが見られなかった時でも楽しめると思う。ただ、夏頃(6月以降くらい)からはカエルが大量発生するらしい。この時にツアーに参加すると参加者の内何人かは必ずカエルを踏み、毎回悲鳴だらけになるらしいので、夏に参加する人は覚悟して参加するように。
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やすおん家のごはん【小笠原・東京】
2022年4月
‐ 田舎者は食事がすむとすぐ帰る。
- 台湾のことわざ
この日は早々と宿泊先に戻り、夕飯にありつく。
宿泊するゲストハウス「やすおん家」の晩ごはんはこちら。
他の日の分もまとめて載せておく。
評判どおり、とても美味しかった。夕飯は和食基調なのだが、例えば汁物も時にエスニック風味の味わいがしたり、揚げ物も洋食感覚になれたりする。例えば和食だけなどというように、続けて同じジャンルの料理を食べ続けるのがあまり好きではない私にとっては最高だった。ちなみに量は結構ボリューミー。私はほぼ食べきっていたけれども、若い体育会系の男性でも食べきれていなかったので、量が少ないと心配する必要は無いと思う。
食事は基本的には時間が決まっているが、ツアーなど予定がある場合は事前に相談すれば調整してくれるそう。そのため、基本的には同じタイミングで宿泊している人たちと同じテーブルで食事する。今日はどんな一日だったとか、普段何をしているだとか、以前訪れたことのある旅先とか、他愛も無い話なのだけど、ゲストハウスのこういう気楽な交流はいつも楽しい。
ちなみに朝食も結構豪華。和食の日と洋食の日があった。下がその写真。
後で聞いたのだが、やすおん家はご夫婦で営まれていて、いつも料理は奥さんが作っているのだそう。小笠原の帰り際に「美味しい料理をありがとうございました」といったら、やすおさん(旦那さん)が「いつもは家内がやっているけど、今は本土の方に行ってて。口に合って良かった。」と言っていた。奥様のお料理も気になるけれど、外れの日が無くいつも美味しい宿だと分かったのはかえって良かったのではないかと思う。
以前紹介した、おがまるパックで申し込むとデフォルトで朝食と夕食がついてくるから本当にありがたい。離島や地方に行く時は特に食事の美味しい宿を選ぶように心がけているが、これは大正解だった。
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曇りの父島をサイクリング【小笠原・東京】
2022年4月
- Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
- Mahatma Gandhi
- 明日死ぬと思って生きなさい。
永遠に生きると思って学びなさい。
少し暗い道を進む。
第二次世界大戦からの遺産もある。同じみの二宮金次郎さんの頭部が取られている。これはアメリカ兵が帰還する時にお土産として持ち帰ったそう。銅像とはいえ、なんと酷いことをするのだろうと思うが、昔は本当の首を持ち帰っていた時代もあるのだから、戦時中とはそういうものなのかもしれない。
上の銅像を超えたあたりから、さらに霧が濃くなってきた。
タコノキ街道(勝手に命名)を進む。ちなみにタコノキとは下の写真にある、たくさん足の生えている木のこと。東南アジアに馴染みのある人や英語が得意な人はPandan (leaf)と聞く方がピンとくるかもしれない。
長崎展望台に到着。ここでは、ドレッドヘアのいい感じのお兄さんに出会った。すっごい満面の笑顔で「こんにちは」と挨拶してくれて、おしゃべりが始まった。彼は兄島で自然保護の仕事をしているらしい。住んでいるのがここ父島。この時は月を見に来たのだとか。この時間は早かったが、村から走ってきたら思ったより早く着いたよう。
この日は、夜ご飯の時間も迫っていて、その後にツアーも追加したので私はこのあたりでお暇することにした。
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カメ寿司も、「島寿司」で小笠原の郷土料理を堪能【小笠原・東京】
2022年4月
‐ 地球上の生命はみんな海から生まれた。
地球がすべての生物の母であるとすれば、海はその子宮である。
小笠原諸島の父島へ着いた最初の食事、お昼ごはんは郷土料理(お寿司)にすることにした。行ったのは「島寿司」さん。父島の中心地にある。宿泊先の「やすおん家」に行った後すぐにこのお店に来たのだが、ちょうど満席になったところだった。席数は多くないので、着いた日に食事に行きたい人はすぐに動く方がGOOD。
伊豆・小笠原諸島にはお店の名前にもなっている「島寿司」と言われるお寿司がある。醤油に漬けたネタがほんの少しだけ甘みのあるシャリに乗っている。アクセントにはワサビではなく、からしが使われている。
小笠原では島寿司に加えて「カメ寿司」も食べることができる。文字どおりウミガメの肉を使ったお寿司。小笠原ではウミガメは貴重なたんぱく源だったそう。味は馬刺しに近いたんぱくなお肉。歯切れは思ったより良い。
「島寿司」さんでは島寿司とカメ寿司の両方が味わえる。
写真:一番上の段が「島寿司」、真ん中の段の右側が「カメ寿司」
ちなみにウミガメは煮物でも食べられ、こちらの方が癖があるのだとか。
現在ウミガメの捕獲には厳しい制限があり、収穫時期が決まっているので、4月頃から「新亀あります」という看板が結構でるらしい。私は見なかったのでこの時は少し早かったのかもしれない。
なかなか味わえない小笠原の味を堪能したい人は、「島寿司」さんに立ち寄ってはいかがだろうか。
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やすおん家、小笠原のアートなゲストハウス【小笠原・父島】
2022年4月
‐ Love and art are where you see
- M
- 愛と芸術は見えるところにある
- M
船が小笠原の父島に到着し、下船すると宿泊先の人が車で迎えに来てくれる。これは小笠原の文化の一つと言ってもいいかもしれない。今回の宿泊先「やすおん家」は船着き場からで550mなのだが、それでも船が到着すると来てくれる。昔の貧乏旅行の癖が抜けないのか、プライベートの旅行では大抵の距離は歩いてしまうのだが、迎えがあるのもなんだか嬉しい。船着き場でお迎えを探している時に同じ宿に泊まる別の方2人にも出会え、挨拶した。みんなバラバラに来ているのだが、旅行好きあるあるで、出会った瞬間打ち解けられる。大人になるとこういう機会も減ってしまうので嬉しい。
結果からお伝えすると「やすおん家」に宿泊して大正解だった。しかもここ、小笠原的には値段もちょっとお得。
外部リンク:「やすおん家」のウェブサイト(Wix.com)
やすおん家は中心地にあり、ビーチも近く、立地も良き。ちょっとした商店にも行きやすい。下の地図のピンクはおがさわら丸の船着き場、黄色がやすおん家だ。
以前の記事で紹介した「おがまるパック」を申し込む時に、選べる宿泊先のリストがあり、そこから探した時に見つけ、ひとめぼれした。建物の外見は、一見なんだこの建物は?と興味をそそる感じで、中はオシャレ。しかも気取っていないが雰囲気が学生の時などはよくバックパッカーをしていた私にぴったりだった。
おがまるパックを紹介した以前の記事s-mic.hatenablog.com
1階はバーになっていて、上の写真の入り口はバー用。脇に宿泊者の入り口がある。
下の写真は泊まった部屋。結構広い。テレビも長いデスクもある。Wifiも無料で利用できる。
部屋にトイレやお風呂の水回りは無く、共用。大型のホテルのように一度に沢山の宿泊者がいるわけではないので、私は一度も困らなかったが、共有するのが気になる人はこのゲストハウスは向いていないと思う。でも逆に気にならない人にとっては、この手作り感というか、好きなものを集めた感じが良いのではないかと思う。
写真に写っているテーブルには可愛いものたちが埋め込まれている。私はさりげないアートが大好きなので、こういうのを見ると一日が楽しく始まったり、温かい気持ちで終われたりする。
料理も美味しかったので、ここでの食事についてはまたの機会にご紹介できればと思う。
この日は特に予定も立ていなかったので、まずここに荷物を置き、お昼を食べながら今後の予定を立てることにした。次回は小笠原ならではのユニークなお寿司を紹介する。是非ご覧あれ。
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小笠原上陸を目の前に大興奮【小笠原・東京】
2022年4月
- 進路を決めるのは風ではない、帆の向きである。
人の行く手も海を吹く風に似ている。
人生の航海でその行く末を決めるのは、なぎでもなければ、嵐でもない、心の持ち方である。
- エラ・ウィーラー・ウィルコックス
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