次世代型の投資 ~クラウドファンディング~
最近世界中で注目を集めている投資、クラウドファンディングについてお話しします。
私の友人の話しを例にお伝えします。
私の友人SとAは20代の若者です。
アイスランドで出会い意気投合してビジネスを一緒に始めようと志します。
二人にはビジョンがあります。
今は使われていないもの(建物や材料)をつかって
ユースホステル(ドミトリー)を作り
地元クロアチアのもので持続可能なエコなビジネスを行うことで
地元の魅力を発信すること
ところが、若い二人には資金がありません。
どうしましょう...
こんな人たちから注目されているのがクラウドファンディングです。
下記のサイトがあります。
indiegogo
kickstarter
https://www.kickstarter.com/
日本ではまだあまり知られておらず、利用されていないためか日本語のみで使えるサービスはかなり少ないです。
(英語が使える人は是非上記のもの必見です!)
しかし、明らかにこれらのクラウドファウンディングは新たなお金の集め方の主流になりつつあります。
どんなシステムかみていきたいと思います。
まず、アイディアはあってビジネスを始めたいけれどお金がない人たちが
サイト内にページを作ります。
そこに共感できる人達が投資をしていきます。
しかし、この投資、通常お金が返ってくるものではありません。
見返りはないの?
と疑問を持った方もご安心してください。
ちゃんとあります :)
これも例で説明します。
例) バックのデザイナーさん
サイト内に、こんなアイディアがありますというプロモーション動画が見られます。
これに共感した人達が出資する訳ですが、その金額ごとにリワード(報酬)があります。
例えば
1ドル以下: 私の心からの感謝
7ドル以下: お礼状
15ドル以下: バックの生地のサンプル
:
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:
50ドル : ショルダーバッグ (写真とその説明)
100ドル : トートバッグ (写真とその説明)
・・・etc
このように投資しした額に応じて報酬がそのプロジェクトが成功した場合返ってきます。
プロジェクトが失敗した場合はというと。。。
規定では投資された人は、報酬を支払う努力をする義務はあるとしていますが、
そもそも、資金のない人たちのためのファンドなので支払う義務はありません。
つまり、報酬の約束はあっても保証はないのです。
では、投資する側にとってはどんなメリットがあるのでしょうか?
またまた例になりますが、
●物を販売する時
販売価格(お店で売っている値段)は、生産価格(作るときにかかった費用)より高いですよね。
これらのサイトに載っているプロジェクトはまだビジネスとして成立していないものです。
そのため、投資すると一般的には、物やサービスがビジネスとして成立した時の価格より安く手に入るというメリットがあります。
つまり、生産価格と販売価格の中間で財(ものやサービス)が手に入るのです。
デメリットしては、
・プロジェクトが失敗したら報酬がもらえる保証はない。
・ビジネスとして成立していないため品物やサービスがすぐに届くわけではなく、時に当初の予定よりも遅れることがある。
等があげられます。
それでも、何かを始めたいと勢いのある人達は応援したくなりますよね。
ここでしか手に入らないものやオリジナリティーあふれる商品はたくさんありますよ。
是非チェックしてみてください。
ちなみに私は、ハワイのコルクバッグを手に入れました。