近日、海外ドラマのホワイトカラーの最終シーズンをずっと見ていないままストップしていることに気づき、着々とキャッチアップしている筆者です。
ちなみにホワイトカラーとはブルーカラー(青い作業着を着て生産現場で働く労働者)に対して白い襟シャツを着て働く、知的・技術的な労働者を指す言葉です。
このドラマではこのホワイトカラー(知的)層の犯罪を扱うFBIとイケメンで華麗な泥棒がタッグを組んで悪人を捕まえる話です。英語で「知的犯罪捜査部門」を white collar division(ホワイト・カラー・ディヴィジョン)というところからきているのでしょう。
さて、今回は盗みの中でも、最新のハッキング技術について紹介します。
この記事はここからインディペンデンス誌の記事を参考にしています。
新たな研究によってハッカー達はパスワードやピンを脳波から盗めることが分かった。
バーミンガムにあるアラバマ大学とカリフォルニア・リバーサイド大学の研究者達は脳波図ヘッドセットで脳内の電子の活動データを集めた。ゲーマーの間では誰が脳波を使ってキャラクターをコントロールできるかというものが人気を集め始めている。
しかし、重大なのはこのヘッドセットでゲームで遊んでいる脳波以外も密かに探れる
点だ。ユーザーがゲームを止め、しかし一方でヘッドセットを外さずに自分のアカウントのパスワードが安全であるか確かめれば、ハッキングを許すことにも成りえると研究者達は言う。
12人にヘッドセットを付けたまま実際にキーボードをランダムにピンやパスワードの数をテキストボックスに打ってもらった。200文字打ってもらうとアルゴリズムが見出され、43.4%の確率でピンの番号を当てることができ、6文字のパスワードでは37.3%の正確さであった。
「これらの機械は一般の人に計り知れない程の機会を与えてくれる。しかし、企業が動けばブレイン・コンピュータ・インターフェイス・テクノロジーがより進歩しセキュリティーやプライバシーを脅かす重大なものにもなる。」と研究著者の一人、ニテシュ・サクセナは語る。
フェイスブックは脳から文字を読み取り打ち込んでくれるマインド・リーディング・テクノロジーに取り組んでいる。
プライバシーの主張者や企業は広告を売るのに人の思考を利用するして良いかという決定を下すことを拒んでいる。
「現実の攻撃ではハッカーは悪質なプログラムを正確に手に入れることになる。CAPTCHAのようなユーザー認証システムのように決まった数字を入力させる作業をゲームの再開のためにさせられる。」とサクセナ氏は言う。
研究者達は脳波図ヘッドセットの使用しアカウントにロギングする際には妨害波が発せらるようにするよう製造者に求めている。
参考
Hackers can use brainwave signals to steal passwords | The Independent