アルザスワインのアペラシオン
I love everything that's old, - old friends, old times, old manners, old books, old wine.
-Oliver Goldsmith
古いものが大好きだ。
古くからの友人、古い時代、古くからの礼儀作法、古い本、古くからのワイン
-オリバー・ゴールドスミス
アルザスワインは一目で見分けることができます。スティルワイン(炭酸の入っていないワイン)はフルートと呼ばれる細長いボトルで提供することが義務付けられています。そして全て生産地域で瓶詰めされなければいけません。
また以下のようなアペラシオンと特別表記で消費者に安心を与えています。特別表記は別の記事で紹介しています。
アペラシオン(Appellation)
フランスの法律に基づいたワインの産地を示す呼称です。ワインはその土地の環境や製法によって特徴が異なるお酒です。ワインの名産国では、産地名を表記するためには使用するぶどう品種や醸造方法などを法律で定めており、そのルールを満たしたワインのみ産地名を名乗ることができます。この産地名のことを、アペラシオンと言います。
A.O.C.アルザス
A.O.C.(原産地統制名称)の明記はアルザスのテロワールで造られたワインであることを保証するものです。ラベルには品種名の他、複数の白ブドウをブレンドした場合にはブランド名や「エーデルツヴィッカー(Edelzwicker)」や「ジャンティ(Gentil)」と記載されています。
A.O.C.アルザス・グラン・クリュ
非常に厳しい品質基準を満たしたものにのみ与えられます。51の小地区から生まれます。地質、気候並びに生産における厳しい条件が、繊細かつ複雑で特別なワインを生み出します。熟成に向いているワインが多く、香りやストラクチュア、テロワールの特徴を表しています。アルザスのワイン中ではリースリング、ゲヴルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカがこれに例外なく認められています。
A.O.C.クレマン・ダルザス
アルザスのスパークリングワインは生き生きとして繊細で、瓶内二次発酵の伝統的な方法で醸造されます。主にはピノ・グランから造られますが、ピノ・グリ、リースリング、シャルドネ、ピノ・ノワール(クレマン・ロゼ)も使われます。アペリティフや食事などどのようなシチュエーションでも楽しめます。
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