ラヴォー。世界遺産のワイン畑 ~スイスの白ワイン~

 

Beer is made by men, wine by God.

 

                                                               

                                                                    ― Martin Luther

 

 

 

ビールは人の手によって作られたものだ。

ワインは神の手によって作られたものだ。

 

 

                  -マーティン・ルーサー

 

 

 

 

スイスといえば何をイメージしますか?

チーズや時計ですか?

 

 

グリュイエール、スイスのチーズ工場

 

 

もちろんそれだけではありません。

ワインも有名です!!
しかしさすがの「おスイス」、ヨーロッパ一物価の高い国だけあり、

フランスやドイツ、ポルトガルの一般的なものと比べると価格が各段に上がります。

そのためか、知名度はやや低いですが、白ワインの名産地アルザスにもほど近い地域は特に美味しく飲みやすいワインが堪能できます。



今回はスイスのワイン名産地の一つヴヴェイを紹介します。
世界遺産のワイン畑と美しい村々の並ぶラ ヴォーの一部のです。



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(c)MIC  ー写真素材  PIXTAー

ヴヴェイ、スイス

 

 

日本人観光客は少ないですが、外国人観光客はちらほら見受けられます。

白ワインの生産の多くを担うのがラヴォーと呼ばれるワイン畑の地域です。

 


スイス人によるとラ ヴォーはロザンヌから奥へ、山(「丘」の方が適切な表現かもしれません)の上へと行けば行くほど美しくなるそうです。

 

数ある村々の中でもおススメはヴヴェイと呼ばれる場所です。

下の写真に見える町がヴヴェイ。 

 ロザンヌのはずれにある町です。



 

 

 


ここでは「観光パス」が使えます。
先ほども少し触れましたがスイスの物価はとても高いです。



普通の電車に30分も乗って他の町に行こうものなら、5000円くらいはかかってしまいます。



しかしそれでは観光客には少し高すぎるということで、ホテルやユースホステルに滞在すると、市内とその周辺は無料で公共の交通機関を利用できる観光パスをくれます。
もっとも、スイスはとても小さい国ですし、町も小さいので、半日~2日もあれば町中散策できます。



ヴヴェイはロザンヌに滞在している人なら無料で行けるギリギリラインです。
私はロザンヌに滞在していたのでこのヴヴェイ駅からさらに奥へ散策しに行きました。

そして、お土産の白ワインもしっかり購入しました。

ここでワインが買えたのは私の運もありましたが。。。:)
というのも、この町にバーはありますがこの生産地では、なかなかワインを売るお店は見つかりません。
ワイナリーらしきものは閉まっていて商売っ気はありません。
ここは世界遺産のワイン畑ではありますが、観光地化はされていないのです。
そのため私は偶然道で出会ったワイナリーを営む方から、直接購入させいただきました。
 ここを訪れ、お土産を買う際には是非現地の人に声をかけてみてください。
 
お値段1本10フラン(約1,400円)と12フラン(約1,600円)でした。
日本に置き換えれば、それほど高い気はしないかもしれませんが、ヨーロッパではなかなか高いです。しかもここは生産地ですから。ヨーロッパではワインは一般的な飲み物ですし、地元の人は日本人と比べてアルコールに強く、たくさん飲みます。そのため、スーパーでは5ユーロ(約600円)もあれば大きなボトル1本買えてしまいます。もちろんピンキリですが、あくまでも一般的な話です。
 
ちなみに、ヴヴェイのワインは軽口で甘さも控えめ、とても飲みやすかったです。
白ワインがお好きな方はスイスのチーズと併せて試してみてはいかかでしょうか。