運命の出会い ~あなたが来ることはずっと前から知っていた気がするの #2~
Maybe just a coincidence.
But a happy coincidence.
-M
偶然かもしれないけど、偶然の幸せ
ーM
この記事は前回続きです。
ロシアに行くと決まれば早速、格安チケットをインターネットで探します。ここでふと気づきます、ロシアってビザがいる!この先はビザの取得に翻弄しました。ロシアのビザの種類に関してはまた別の記事で紹介するとして、この時の私は「transfer visa」と呼ばれるビザを利用することにしました。しかしこのビザでは最終目的地をロシアにすることはできないため、もう1か国行く必要があります。
そんな時、フェイスブックのメッセージでジョージアの友人のお母さんケティ(仮名)から連絡が来ました。「元気?何してるの?」といういつもの挨拶に始まり、私がロシア行きについて話すと「またジョージアにいらっしゃいよ。みんな待ってるから。」と温かく誘ってくれました。そう言われると急に大好きなジョージアに行きたくなってしまう私です。笑
結局これにて行く場所は決まりました。ロシアとジョージアです。
ロシアのビザ手続きを済ませ、六本木のビザセンターでビザを受け取ったその足でロシアのサンクトペテルブルクへ向かいました。ここから運命と出会いに行くことになります。
ロシア→ジョージア→ロシアと旅しますが、まず一度目のサンクトペテルブルクでは2日半過ごしました。その最後の日のことです。
トラム(路面電車)に乗っていると友人アーニャが突然言い出しました。「そういえばこの光景前にも見た気がする。MICとここにこうやっている光景を見た気がする。夢で。これって何て言うんだっけ。。。」とおもむろに話始めます。「デジャヴュ?」と私がそれに答えるとアーニャは「そう!デジャヴュ。でも、昨日とか1週間前のことじゃないの。半年とか1年前のことなの。」と彼女は昔のことを思い出すように答えます。
???
お気づきでしょうか。私と彼女が出会ったのはアイスランドで1か月ほど前の話です。
そして、私がアイスランドへ行くことを決めたのはこの2カ月少々前、さらにロシアへ行くことを決めたのは1週間少々前のことです。
私はあっけにとられて「私と出会う前に?アイスランドで初めて会った時から、私を知っていたの?」と聞くとアーニャは思い出すように右斜め下を見て「うん。知ってた。」とゆっくり言いました。彼女はファンタジーを信じている「不思議ちゃんタイプ」ではないので、私は少々圧倒されたまま、ガタゴトと大きな音をたてて走るロシアのトラムに揺られていました。
ついにジョージアへ向かいます。ここで更なる運命と出会います。次回をお楽しみに。