東欧のおもてなし「あなたは私のゲスト」

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Take care to keep open house: Because in this way some have had angels as their guests, without being conscious of it.

 

Hebrews 13:2.” 

― Hebrew Bibles

 

 

家の門戸は常に開けておきなさい。

気づかぬ間にゲストとして天使を迎え入れているかもしれないから。

 

旧約聖書

 

 

 

カッパドキア、トルコ 

 


旅をしていると、ここは私に合う場所だ、と感じる場所がある。
私のにとっては東欧。

ジョージアやトルコ、ロシアは心のからどうしても離れない。

ロシアは1度だが、ジョージアやトルコは5~6回行っているだろうか。

訪れる回数が増えるたびに故郷に帰るようにホッとする。

 

これらの国に共通するのはホスピタリティーに溢れる地域ということ。

幸運なことに世界のあらゆる地域に友人がいる。

その友人たちに会いに行くことも多いが、

東欧の人々との再会ほど心地よく感じることはまずない。


こんなにゴリ押しするほど、好きになれる理由は彼らの言葉にあるかもしれない。
例えば、以下のような表現はよく使われる。


You are my guest.
(あなたは私のゲストだよ。)
※この Guest (ゲスト) にはもてなされる客という意味がある。

東欧はシルクロード交易の中継地点にあるため、

彼らは昔から遠くから来た客人をもてなす文化がある。
自分にとって精一杯の力で相手をもてなすことが彼らにとって栄誉なことでもある。
ただし、いつまで相手をもてなすかは個人の自由であり、

トルコには「ゲストは3日間」という言葉もある。

 

あまり良くしてくれる人が多いものだから、

「そんなに優しくしてもらても返しきれないよ」という私に

You don't have to pay me back, pay forward.

※私に返す必要なんてないよ。つなげて。

と言ってくれる人の多いこと。

Pay forwardとはなんて素敵な表現だろう。


英語で「恩返し」や「仕返し・復讐」、すなわち相手から以前受けたものを返すことを
Pay backという。

一方、Pay forwardは 以前に受けた恩恵をつなげていくイメージ。

それが巡り巡って自分返ってくる、まさに日本語の「親切は人の為ならず」。

こういう表現を自然に使える広い心を持ちたいもの。

 

あぁ、SNSの投稿を見たら、また行きたくなってしまった。