北陸の伝統的が残る、五箇山【富山】
2021年11月初旬
-Winter is a season of recovery and preparation.
-Paul Theroux
‐冬は回復と準備の季節である。
-ポール・セロー
五箇山(ごかやま)はその昔は「五箇谷間」と書き、その名とおり5つの谷間からなる集落だ。その後読みやすさを考慮して谷間を山に替えたそう。この地には秋篠宮の方を含め皇族も滞在されたことがあるとか。
昔これらの谷は孤立しており、流刑地として使用されたそう。ただ流刑された罪人は高度な教育を受けた人ばかりであったため、彼らは外の世界を知らない住人達の教師にもなっていたそう。特に罪の重い人は流刑小屋に入れられ食事が与えられた。今でも一軒の流刑小屋が保存されており、私も車両の中から少し離れたところでみたが、豪雪地帯にあれほど小さな小屋から抜け出せないのは拷問に近いのではないかと思う。
今回立ち寄ったのは相倉集落。白川郷と比べると規模は小さいが、観光地化されてている度合いも少しおさえめだ。人口流出が著しいとはいえ、これらの集落には今でも人が住み続けている。
集落にあるビューポイントは全部で6つあるが、景観が良いのは1つだけ。駐車場目の前の坂を上ったところにある。ここだけ唯一距離が300mと遠くまで延びていて、集落全体が見渡せる。
もうひとつビューポイントではないが、駐車場から延びているメイン通りを行き集落を過ぎた先すぐに素敵な景観が見える。自然が身近にある人にとっては変哲の風景だろうが、なかなか綺麗な自然を見ることができない東京人には嬉しい発見だった。
外部リンク:公式 五箇山紹介観光情報サイト
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