心温まる場所、白峰【白峰・石川】
2021年11月初旬
- パリは人間のいっぱい住んでいる孤独である。田舎の都会は孤独のない砂漠である。
白峰村という場所を聞いたことがあるだろうか。私は行くまで知らなかった。とっても小さな村だか、三陸の人の古きよき暮らしと豊かな自然に出会える。白山という山の入り口にもなるこの地域は紅葉の時期ということもありとても美しいかった。
例えば、この地方特有の黄色い土壁の家々や武家屋敷がある。
残念ながら観光名所の庄屋宅、山岸家は工事中だったが、正面の郵便局の人が親切に建物の裏側から少し見えることを教えてくれた。人口の多い土地ではないが、住民の人達はよそ者の私でも快く挨拶してくれる暖かい場所だった。
この山岸家もそうだが、この村の伝統の特徴は黄土色の大壁と縦長の窓が連続しているところ。例えば下の家は土壁ば剥がれたところからその歴史を感じさせる。
食事処は雪だるまカフェという所が人気らしいが、行った日は休みだったので、お土産屋さんと一緒になっているこちらを選んだ。これは大正解!
御膳を選んだらとっても美味しかった。どれもその土地のものが使われている。正直もともと日本の伝統料理や漬物などはあまり得意ではないが、ここのは意外性もあったためか感動するほど美味しかった。北陸地方の料理に馴染みない方は是非是非試してもらいたい。
さて、クライマックスは温泉。ここの温泉は白濁として見るからに効きそうだが、期待は消して裏切らない。ほんの10分くらい浸かると湯船から出た瞬間から肌がスベスベしているのが分かる。これには笑顔を隠せない。この後、東京へ戻り温泉もといスパ巡りがマイブームになったのは言うまでもない。
長風呂しなくても十分効果が感じられるのでこの村へ来た方は是非是非お試しいただきたい。
最後に名物の栃モチを買って舌鼓。お餅はフワフワで優しい甘さがどこかで食べたことがあるような懐かしい気持ちにさせる。
お土産には、巨大な椎茸と白山とうふを買った。立派ななめこも有名なようだが、生憎売り切れで逃してしまった。
ここは古き良きリアルを求めるタイプの人には打ってつけ、特に西洋人達には人気が出そうなスポットだった。私自身意外にも白川郷より好きだったかもしれない。
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