お金のなる木、ロべ【八丈島・東京】

2021年 秋

 

自然はやさしくほほえむ母のように、我々の夢を安らかに守ってくれて、空想を楽しませてくれる。
 
 
 
八丈島の1番大きな産業をご存知だろうか。
実はジャージー牛乳でも明日葉(あしたば)でもなく、ロベ。ロベというのは愛称で正式にはフェニックス・ロベレニー。
 
見た目は小さなヤシの木だ。この島に来てからよく見かけるので気になっていた。地元の方の話を聞くと葉っぱを花束や生ける際に使うそう。出荷量は堂々と全国シェアのほとんどを占める。八丈島は温暖な気候に恵まれているから、植えて置けば、ほとんど勝手に育つそう。大きくなると飾り用にできず、また収穫しづらいからある程度木が大きくなると切ると言う。

 

 

Amazonでも売られていた

【フェニックス ロベレニー 】

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  • フラワーショップ パレット
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葉の収穫なので庭や使っていない土地に植えておけばご老人でも簡単だ。また八丈島は漁師も多いらしく、天候の悪い日やシーズンオフの時は一年中収穫できるこの葉が助けになるのだとか。1軒の家で月に6~10万の現金収入を生んでいることも多いそう。
 
お金のなる木、神のお恵みとはまさにこのことだろう。
 

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