微笑みの国タイのホスピタリティーとパッタイ、大人気の老舗・ティップサマイ プラトゥピーにて【バンコク・タイ】
2016年 夏
- The best secret spice was your sweet heart and the hospitality.
- M
- 最高のスパイスはあなたの優しい心とホスピタリティー
-M
微笑みの国、タイ。ホスピタリティーは言わずと知れたもの。
これはタイ・バンコクにあるパッタイ名店での出来事である。滞在先近くにパッタイの老舗で大人気の場所があると聞きつけやって来た。その名もティップサマイ プラトゥピー。かなり広く関東でいえばモールのフードコートくらいある広いオープンスタイルのお店(屋内外が一体化しているお店)に長蛇の列が出来上がっていた。さすがアジア、食に対する情熱には、筆者自身アジア人だがいつも感動する。
名物のパッタイとはタイ風の焼きそばのようなもの。回転はかなり早いのだが1時間くらいは待ったのだから、どれほど人気かお分かりいただけるだろうか。
外部リンク:google map
リンクを張るときに気づいたのだが2021年現在は改装を行ったようだ。そしてメニューも筆者行った時より豊富かもしれない。
前に並んだカップルの1人が途中抜けてしばらくすると戻ってきた。何やら珍しいお菓子を持って帰ってきたので「それ何ですか?」と聞くと「僕たちも分からないけど、そこで買ってきたんだ。1つあげるよ。」と近くの屋台を差してから、お裾分してくれた。こういうアジアの食べ物のお裾分け精神大好き♥️ひしひしと身に染みる。
ところが、パッタイを持ってきた女性は、一度テーブルにお皿を置くと、私のカメラを見て少し驚き、ちっと舌打ちし、片手をあげた。どうやら私に待て言っているようだ。すると持ってきたパッタイを引き上げて調理場まで持って返ってしまった。
調理場は客から完全に見える位置にあるので、様子を見守った。どうやら、あーだこーだと指差しながらシェフに指示している。少しして彼女は頷くと、またパッタイを一皿持ってきた。今度は満面の笑顔で「どうぞ」と言わんばかりだ。テーブルを見ると持ってきてくれたパッタイは綺麗に卵に包まれていた。
筆者は一眼レフを使っているので、きっとこれを見て初めにサーブされたパッタイは写真には向いていないと判断して取り替えてくれたのだろう。その店員さん、本当に可愛いかった。心遣いがとても嬉しい。
実のところ、この時筆者が持っていた一眼レフには誤ったレンズが装着されていた。日本から着けてきたそのレンズは望遠用のものだったのだ。更に言うならこの時カメラに関してかなり初心者だった。良い写真が撮れなくて申し訳ない。
生憎綺麗な写真は残せなかったが、美しい微笑みの国のホスピタリティーの記憶をしっかり残すことができた。