鹿との決闘、穏やか島で暮らすつぶらな瞳のツワモノ達【宮島・広島】

2020年秋 


 

‐Animals never worry about heaven or hell. 
Neither do I. Maybe that’s why we get along.

 

‐Henry Charles Bukowski

 

‐動物は決して天国や地獄について思い悩んだりはしない。私もそうだ。だから仲良くやっていけるのかもしれない。

 

チャールズ・ブコウスキー

 

 

相変わらず出掛けるのに特に調べもしない私にとってこの時の宮島観光は厳島神社へ行くことだったから見終わった後は綺麗な海辺で少しくつろぐことにした。近くで焼いたカキを買い、場所を取る。最高の眺めだ。

 

 

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そんな時ヤツは水を差しにやって来た。野生の鹿だ。背後から忍び足でやって来て、バックパックを加えようとしたその時、自己防衛本能だけは無駄に強い私が気がつきバックパックを押さえる。
 

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鹿。宮島の鹿だがこの子が奇襲攻撃をしかけてきた子ではない。(失礼)

 

鹿は「この野郎」とでも言いたげに不満な顔で私をにらみ、今度は外ポケットのペットボトルに標準を合わせる。「だーめ」と私に一喝され、ペットボトルを手で覆い被されるとヤツは鼻息を荒くする。まさに一触即発の状態だ。
 
もう一度、鹿は不満気な鳴き声と鼻息を立てた。が、私に諭されるように「だめ」と言われ、立ち去った。
 
だが私もまだ油断しない。甘やかされたやつが願いを叶えてもらえなかった時の執念を知っているからだ。
 
1分くらいたった頃、後ろでタイミングを計っていたヤツはまたやって来た。やはりな、と思う。
 
そうお腹が空いているわけでもなかろうに、食い意地とは執念に他ならない。食物を寄越せ、飲み物を寄越せとでも言いたげな形相で鳴きながら、頭を押し付けてくる。角が無くて良かった。危険が無いように調整してくれる管理人さんありがとう。
 
この勝負、結果は微動だにしない私の勝ち。約15分の攻防戦は忍耐力の勝ちだった。負けず嫌いの私としては鹿が相手でもやはり嬉しい。
 
ここまで、お転婆な鹿を紹介したが、この島に沢山いる鹿の大半は大人しい。そして、有り難いのはこれだけ動物がいても島さ衛生的に保たれていること。
 
のんびりしたこの島ではこんな光景にも出会った。
 
 
レストランのドアの前でお昼寝時にくつろいでいる。完全に通せんぼしているが、気づいているであろう店員さんに追い払う様子は全くない。人も鹿も(鹿は一部を覗き)温かく穏やかな島だった。
 
 
 
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