2023年7月
- Food is the easiest happiness
- M
- 食は最もお手軽な幸せ
‐ M
ハチャプリとは近年世界で話題になりつつあるジョージアのパン。
何年か前にニューヨークで話題になり、日本でも紹介されるようになった。
ジョージアでは国民食で食卓によく並ぶ。6回ジョージアに行っているが、私がいつも泊めてもらうご家庭や遊びに行く家でも、着くと「お腹空いてる?」と何か出してくれるのだが、その中に大抵ハチャプリはある。チーズバージョンが有名だが、豆を使ったものもある。
ハチャプリには地方ごとに色んな種類がある。中でも有名2つを今回は紹介する。
よく日本やアメリカあたりのレストランやレシピサイトには、ボート型で真ん中に生卵が乗っかっているタイプがハチャプリとして紹介されているのを見かけるが、これはジョージアではアジャルリ・ハチャプリと呼ばれている。バトゥミという黒海側のリゾートで有名な都市があるが、このあたりのハチャプリで特殊なタイプ。首都のトビリシでも探せば食べることはできるが、一般的ではなく、どの店でも置いているものでは無いのでご注意を。
真ん中の生の黄身をナイフなどで割り、お好みでバターを加えて混ぜたら、パンでできた回り(器)をちぎり、混ぜたチーズに絡めて食べる。
とは言え、バトゥミは遠いので行く時間が無いけど食べてみたいという人はトビリシのStamba Hotelに併設しているCafe Stambaに行くと良い。下の写真のが食べられる。
ちなみにこのホテルはかなりオシャレなのでお庭や通路などを散策させてもらうと楽しい。
Stamba Cafe(外部リンク:Google map)
一方、トビリシでも良く食べられているのはイメルリ・ハチャプリと呼ばれている。
これはクタイシという大きな都市があるが、その周辺のハチャプリ。これはピザのように丸く焼いてあり、生地の真ん中にチーズが入っている。これをピザのようにカットして出してくれる。下の写真でいうと上半分の黄色っぽいのはイメルリ・ハチャプリでチーズが入っている。下半分のハチャプリは豆のペーストが入っている。
どちらも美味しい。下の写真は友人がスナックに焼いてくれたものなので軽めだと思うが、中身がたっぷり詰まったものが結構多い。
どちらのチーズバージョンでもハチャプリしか食べないような時は、ジョージア人の大人は男女関係なく、丸ごと一つ食べる。
感覚値だけれども、よくあるハチャプリ1つに使われているチーズの量は1キロくらいはあると思うので、アジア人で1つ食べるのは厳しい人が多いと思う。
年を重ねるごとにラクトース(乳製品を多く消化できない体質)だと気づく人も多いと思うが、私も20代後半からはよく当てはまる。乳製品は好きだが、特に西洋圏で一般的な重いタイプの乳製品を大量に食べると後で、体がだるくなったり、具合が悪いと感じることがある。西洋圏出身のアジア人も同じことを言っているので、自分の許容量が分からない人は、お気をつけて。
とっても美味しいのだが、もしラクトースについて自覚や馴染みが無いのであれば、体と相談しながら人と分けて食べることをお勧めする。
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