2023年7月
‐ To travel hopefully is a better thing than to arrive.
‐ Robert Louis Stevenson
‐ 希望を抱いて旅することは、目的地に着くよりも良いものだ。
‐ ロバート・ルイス・スティーヴンソン
アルメニアでの旅の話に入る前に、コーカサスとアルメニアについて紹介しようと思う。
コーカサスに位置するアルメニアをバルカン半島のアルバニアと混同する人がいるが、だいぶ違うのでご注意を。国際線のフライトアテンダントだった友人達もよく間違えるので、無理はない。どちらも小さい国ではあるが、歴史や自然に富んでいて素敵なところなので、是非覚えてもらいたい2つの国だ。近年ヨーロッパでブームのアルバニアにも行ったことがあるのでいつか紹介できる日が来たら嬉しい。
さて、今回のアルメニアは下の位置にある

先日まで紹介していたジョージアのすぐ下にある。コーカサスは聖書とも所縁のある地域で、全てが始まったとされるアララト山はトルコにあるが、アルメニアとの国境近くに位置する。トルコの大きな都市は西側なので国境を越えたアルメニアの人達の方がともすると馴染みがあるかもしれない。
ロシアの南の一部、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャンをコーカサス(山脈)と呼び、小さな地域だが、これらの国々(地域)は異なる文化を持っており、それぞれの民族意識も高い。幾度となく争い、侵略を受けてきた地域なので無理もない。また誇り高き人々は自分達の文化や歴史についてかなり高い意識を向けている。
知識の浅い私が歴史についてあれこれ書くのも気が引けるので、個人的な経験ベースで出来事を紹介する。
約10年前、私がまだ20歳頃の学生であった時分、ドイツにてボランティアでナショナルソーシャリズムについて学んでいた。多国籍のメンバーが参加しており、中にはトルコからの参加者とアルメニアからの参加者がいた。その時、トルコ人の友人からアルメニア人の男性がトルコがジェノサイドを働いたと批判してきたと不満の声を聞いた。
このジェノサイドの問題についても見解は分かれるが、彼が持ち出したのはトルコがオスマン帝国時代の第一次世界大戦頃の話である。
これはあくまでも一例であり、たった一人からその国の国民性を表すことは決してできない。しかしながら、アルメニアだけでなく、このあたりの人と歴史などについて話す時には様々な意見や想いのある人が多いので、むやみに浅はかな知識で批判したり、決めつけたりすることは避けることをお勧めする。
アルメニアには、アルメニア語と呼ばれる独自の言語と文字がある。
アルメニア語は出来ないので、ネット調べだが、以下の一番上がアルメニア語の文字。
Բարև, ինչպե՞ս ես։
Barev, inchpes es?
→ こんにちは、元気?
ジョージアにも独自の言語や文字があるが、それとも異なる。
もちろん、地繋がりで戦を何度も経験している地域なので、全く共通点がないわけではない。けれども、今回の日帰り旅行では違いも沢山見つけた。
これもまた私個人が見聞きした個人的な繋がりから得た古い話なのだが、これらの地域の中でアルメニアは立場が悪いらしい。周辺国から見て、仲間ほど近い存在ではないが、 近さがあるゆえに無視するには目に触るのではないか、というのが私の感想だ。
あまり多くの良い話を事前に知らなかった私だが、実際に行くととても面白い(興味深い)国だった。次回はしっかり首都なども見たいなと思うほど楽しめたので、私のように旅の目的地としない場合でも時間が少し許す方は経験として1日行ってみるのはとてもありだと思う。これから紹介する記事でその魅力が伝われば嬉しい。

今回の東欧旅の各国分インデックスをまとめる記事はこちら
周辺国ジョージアの紹介記事
2023年以前のトルコの記事
その他、この周辺地域の人々の話
































