クジラの親子と出会える旅【小笠原・東京】

2022年4月


 

- 人類への信頼を失ってはならない。人類は海のようなものである。たとえ海の中の数滴が汚れていても、海全体は汚れない。

 

- ガンジー

 

 

ホエールウォッチングはいつも行ってみたいと思っていたのだが、なかなか行く機会に恵まれ無かった。クジラが出るほどの豊かな海にはいつも他にもアクティビティがたくさんあり、つい誘惑に負けてしまうからだ。

 
今回は小笠原行きの船でもクジラを見たと言っている人がいるくらい頻繁に見られる小笠原とのことでとても期待していた。
 
参加した南島へのツアーにホエールウォッチングを含め、ドルフィンスイムやシュノーケルも含まれていたので今回はラッキー。
 
催行会社、小笠原観光有限会社のウェブサイト(外部リンク*保護なし)
 
南島を離れて船で航行することものの15分くらいで早速船長さんから●時の方向にクジラ発見とアナウンスが入る。
 
こうやって時折通りかかるクジラを眺めるのだが、この日なんと6回出会えた。と言っても、大ジャンプとは限らないのだが、親子で連れ添っているところや尾ひれが綺麗にみられるシーンもあった。
 
 
このシーズンはウミガメの繫殖期でもあるようで、ウミガメのカップルにも出会った。
2匹重なりあうように連れ添っていた。船長さんたちの感覚では1度パートナーを見つけると1~2週間離さないのだそう。近い場所でしばらくの期間愛し合う光景が何度も目撃されることがある、とロマンチックアナウンスが入る。それを聞いた斜め前のおば様方が「うわ、うっとおしい」と本気で嫌そうな顔で言っているのは、何か心当たりがあるのだろうかと邪推してしまう。
 
船はこの後ゆっくりとキャベツビーチへ向かっていく。
 
 
 
 
 
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ドルフィンスイムで野生のイルカたちと泳ぐ【小笠原・東京】

2022年4月


 

‐ How exciting to solve old mysteries.

  If you can`t find the answer, make it up nicely.

  Just make sure, don`t sound cheap lies, create a masterpiece. 

 

- M 

 

- 古い謎を解くのは、なんてワクワクするんだろう

   答えが見つからないなら、上手く作りあげて

 しっかり、安っぽい嘘ではなく、傑作を作って

 

- M

 

 

野生のイルカと泳げる場所をいくつ知っているだろうか。

ここ小笠原ではそれが叶う。厳密にいえば、海の中で野生のイルカをみることができるに近いのだが。
 
南島に行くツアーに参加すると、ドルフィンスイムが体験できる。
 
催行会社、小笠原観光有限会社のウェブサイト(外部リンク*保護なし)
 
以前、ニュージーランドに行った時に文字通り「野生のイルカと泳ぐ」ツアーに参加したことがある。もっとも私はまともに泳げないので、船から見ていただけなのだが。実際に泳いだ友人が言うには、大手のガイドブックに野生のイルカと実際に泳げるツアーは世界に2つしかないと書いてあったそう。その一つがニュージーランドでもう一つは確かアフリカだった気がするとのこと。
 
ガイドブックが当てにならないのか、泳ぐの定義が違うのかは不明だが、それだけ貴重な経験だというのに違いない。
 
ニュージーランドのツアーでは結構な泳ぐ力を必要とする。最低でも200/300mを野生のイルカが泳ぐペースに近い速さで泳がないといけない。しかも海の中で複数回。それに対し小笠原のツアーでは一緒に泳ぐことを一定距離試みても良いが、基本的には自分達が浮かんでいるところをイルカが通過するので、心なしか追いかけながら眺める。私にも参加できるものだった。なんと貴重。とっても有り難い。
 
イルカの群れは、この日6回も現れてくれて、その度私はスノーケルとライフジャケットをつけて潜った。
 
 
潜れない人も心配する必要はない。海はとっても綺麗でそれだけでも楽しめる。
 
このツアーでは南島の散策やドルフィンスイムだけでなく、ホエールウォッチングや色鮮やかな魚を見られるシュノーケルなどもあるので盛りだくさん。ホエールウォッチングについては次回をお楽しみに。
 
 
 
 
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絵葉書のような南島へ【小笠原・東京】

2022年4月


 

- 貧困は僕にとって必ずしも憎むべきものではなかった。

    なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。
 

 

 

小笠原の絵葉書にも使われる南島はツアーでしか行けない。
申し込んだのはこちらのツアー。おがまるパックで申し込んでいたので、お得に参加できた。支払いは前日までに現金で事務所まで持参する。

 

催行会社、小笠原観光有限会社のウェブサイト(外部リンク*保護なし)

www.ogasawarakanko.com

 
当日はお弁当か売り切れならカップラーメンを持参して、事務所に集合。お弁当などは佐藤商店かスーパーで購入できるが、すぐに売り切れになってしまうよう。私もツアーの集合時間前に立ち寄ったが、スーパーはお弁当類売り切れで、佐藤商店で最後の一つのおにぎりパックをゲットした。
 
当日事務所で集合したら、まずサイズ合わせのため、スイムスーツを試着する。ちょうど良いのが見つかったら、ツアーについての説明をみんなで聞き、準備が整ったら車で船着き場に向かう。
 
船に乗り込む。海がとっても綺麗。
 
 
南島へはあっという間についてしまう。
下の写真は上陸する場所からすぐ近くで撮ったもの。
 
 
この海、手前の部分をズームするとサメがいる。
 
↑黒い影のような生き物がサメ
 
着いた後はガイドに従い、みんなでお行儀良く並んで移動。
 
 
アイコニックな景色が見えてくる。
 
 
前日に参加したハートロック(千尋岩)が綺麗に見えるのもこの島
 

 

前日に参加したトレッキングツアーの記事 

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下まで降りると絵葉書にもなっている海の前で写真撮影会

 

 

固有の動植物や珍しい鳥にも出会える。
夏は亀の赤ちゃんが大量発生するらしい。中にはには海にたどりつけず力つきてしまう子もいるらしいので、自然なことだけれども動物好きは覚悟が必要かもしれない。
 
 
↑固有種:小笠原ではヤドカリのようなこういう生き物を「マイマイ」というそう
 
 
この日も南島島を管理している人たちがいらした。こうして日々守ってくれる方々がいるから、自然と共存しながら観光ができると思うと有り難い。どこでも同じだと思うが、綺麗な自然を守りつつ、大勢の人が土足で踏み入れ観光するなんてメンテナンス無しでは不可能に近いだろう。
 
南島は小さいので観光はあっという間に終わってしまう。
次はまた海にでて野生のイルカたちと出会いに行く。
 

 

 

 

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南島と海を全力で楽しんだ4日目【小笠原・東京】

2022年4月


 

- 「旅」にはたった一つしかない。自分自身の中へ行くこと

 

ライナー・マリア・リルケ

 

 

小笠原の旅4日目は南島へ行くツアーに参加した。このツアーは内容が濃く、ドルフィンスイムやホエールウォッチング、キャベツビーチでのスノーケルも含まれているので記事を分けて紹介する。
 
この記事は、更新し次第インデックスになる予定なので、後ほどまとめてご覧いただく方はご利用いただければと思う。
 
<4日目の旅程>
 
ツアーに参加し、南島に上陸
絵葉書にもなる光景を堪能
 
イルカの群れが通りかかったら、ドルフィンスイムの時間
海の中で泳ぐ野生のイルカを鑑賞できるかなり貴重な経験をする
ホエールウォッチング
何度もクジラに出会えてラッキー
キャベツビーチでスノーケリング
カラフルな魚がこぞって手の餌を食べてくれた

ツアーが終わった後も時間があったので
またまた大村海岸へ

 
この日はついに半分晴れていたので、色鮮やかな小笠原を見ることができた。たくさん写真を掲載しようと思うのでお楽しみに。
 
 
 
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曇り空の宮野浜へお散歩【小笠原・東京】

2022年4月


 

- 日本では、一時間も無為でいると、何かせねば、と気がせいてくる。インドでは何時間のんびり過ごしても、落ち着いていられたのに。こんな焦燥に駆り立てる文明は、病んでいるというほかない。


- 藤原新也    

 

 

無性にもう一つビーチに行ってみたくなり宮野浜へ徒歩で向かう。距離は片道1.2kmほどだが、下の地図グレーの村のラインを超えたあたりから結構急な坂道になるので、徒歩がオススメ。使うとしても電動アシスト自転車かバイクが良いと思う。車はこの時は途中工事中だったのと、道幅はさほど広くないので行く前に調べることをお勧めする。

 

 

行く途中に立派なタコノキを見つけた。

 

 

上記の坂はこれ。

 

 

この日、曇り空の宮野浜は以下。

雨が降っているわけでもないのに、こちらもなんだか雰囲気がある。台風の後だったからだろうか、ビール瓶だか牛乳瓶のケースが浜に打ち上げられている。

 

 

後日、晴れの日にも来れたのでかなり違った宮野浜も楽しむことができた。

比較が気になる方は引き続き更新を確認してもらえればと思う。

 

 

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曇り模様の大村海岸で一休み【小笠原・東京 】

2022年4月


 

‐ 自分で人生を歩き始めるということは、海図もない大海に漕ぎ出していくようなものです。そのとき、人生の先輩から教わったことが羅針盤(コンパス)として思い出されるような準備だけはしておくべきです。

 

- 稲盛和夫

 

 

小笠原諸島に浮かぶ離島の父島では海へ簡単にアクセスできる。ハートロックのトレッキングツアーの後、夜ご飯まで時間があったので、泊まっていたゲストハウスのやすおん家から100mちょっとの距離にある大村海岸へ行った。下の地図でいうと黄色のハイライトが大村海岸。参考までにピンクの*がおがさわら丸が泊まる船着き場

 

 

曇り空と夕時ということもあり、どんよりした雰囲気が漂うけれどもこれはこれで良き。読書を始めたが、トレッキングに参加し久しぶりに運動したことで体にエンジンがかかっていたのか、またすぐ動きたくなってしまった。と、そこにさっきのツアーで一緒だったカップルも来てペコリと挨拶した。顔見知りがすぐにできるのも離島ならでは。

 

 

一休みしたら満足してきたので次の海岸、宮野浜に徒歩で向かうことにした。

 

ちなみに、翌日の夕暮れ時にも大村海岸に来るが光が違うからかなり印象が違う。興味ある方はご覧あれ。

 

 

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ハートロックでトレッキングし、珍しい生き物と戦争の歴史触れる【小笠原・東京】

2022年4月


 

‐ 私の最大のメッセージは、真実を学んでほしいということ。

 若者に関心を高めてほしい。

 

 
 
ハートロックとは千尋岩(ちひろいわ)の愛称。この岩の上へトレッキング行くツアーに参加した。下の写真のココ❤へ行く。上に到着するので、下の写真の光景は見られない。南島から撮った写真なのでご留意いただきたい。
 

千尋

 

参加したのは下のリンクのツアー。私が参加した日は生憎の天気だったので、ガイドさんが少しでも良い景色で楽しめるように道順を調整してくれたため、行程が少し違うが、メインで訪れる場所は変わらない。ハートロックへのトレッキングは入林許可のあるガイドさんの同行が必要なので、トレッキング好きには人気なツアーの一つのよう。

 

外部リンク:ツアー催行会社「マルベリー」のウェブサイト

ogasawara-mulberry.net

 
ツアーは早朝から親切に宿泊先まで迎えにきてくれる。
まずコースのスタート地点近くまで行ってから、その日のツアーの概要を確認し、
他の参加者と自己紹介などする。イントロダクションが終わったら、入山口まで歩いて行く。
 

 
自然に入る前には靴の洗浄は欠かせない。必須では無いにしても、このツアーに参加する時は防水のトレッキングシューズの方が無難だと思う。また、汚れを良く洗い流せるものがあるなら別だが、レインコートも100均などで買ったものにした方が良いかと思う。理由は、赤土がかなり落ちづらいからだ。
 

 

入ってすぐのところにも珍しい植物がたくさん現れ、ガイドさんが色々説明してくれる。入り口の方の道は昔、軍が利用していたことなど、いきなりいろんなことを知ることができる。

 

 

ほんの少し登るともうすでにこの景色。

 

 
道路の横にも生えているタコノキだが、崖の上にあると足が長く迫力が違う。
 

タコノキ

 

円を描くように葉が広がっているのはマルハチと呼ばれているそう。
 

マルハチ

 

向かいの山にヤギがいた。家族なのか小さい子もいる。近くに現れることは無かったのだが、結構そこらへんにヤギがうろちょろしている。ヤギは人が小笠原に持ち込んだそう。


山ヤギの家族と出会う

 

固有種のムニンヒメツバキが落ちていた。

 

ムニンヒメツバキ

 

戦時中に利用されたものの残骸が残っている。記録として残し伝えているのは小笠原のすごいところだと思う。

 

戦時中に利用されたお皿

軍事車両


だんだんツタ(根?)の垂れ下がる木が多くなる。

 

 

やがて大きなガジュマルと出会う。

 



次の軍事車両の残骸を発見。このハートロックのトレッキングで出会う軍事車両は3台。そのうち2台はトヨタのものとみられるが、下の車両は日産のものだそう。
 

日産の軍事車両の残骸

 

下は何かあった時の避難所としても使えるようだが、ちょっと怖い。中を覗いてみたが、何かがあるわけではない。

 

 

この先も進むと、ハートロックの頂上付近で開かれてくる。

。。。はずなのだが、この日は生憎のガスで視界はあまりよくなかった。

本当は下の写真の赤土の向こうに真っ青な海と、南島や他の島まで広がっているそう。

この時はまだ4月だったが、ゴールデンウイークが始まる頃は村の方まで朝からガスで曇っている時がよくあるそう。春頃に小笠原に来るならこういう日があることも覚悟した方がよいと思う。

 

 

ガイドさん曰く、梅雨明けの方が景色は綺麗に見えることが多いそうだが、夏は暑いし、台風やら村ではカエルの大量発生だの色々あるよう。ベストシーズンに来るというよりは来たタイミングの小笠原のベストを楽しむのが良いかもしれない。実際この時、海岸線が雲が動くとうっすら見えて、その度に大の大人たちがきゃっきゃっ言いながら楽しんでいた。

 

 
ここハートロックの頂上でみんなでランチタイム。お弁当付きのプランで申し込んでいるとこんなご飯を食べられる。
 

 
ひと段落して、帰路につく。偶然グリーンペペ(緑色に光るきのこ)を見ることができた。前日ナイトツアーでは遠くで光っているところしか見ることができなかったので、近くで大量発生を見れてラッキー。昼間だったので光が見られるようにできるだけ暗くして、みんなで交代しながらみた。
 
 
いつの間にか元のワラビの斜面のあたりに戻ってきた。山の斜面にはまだ朝みたヤギたちがいたが、どうやら家族で合流できたよう。
 

 
最後の軍事車両の残骸も発見。
 
 
ツアーのメインは終了。車まで戻り、宿泊先まで送ってもらう。
 
クライマックスのハートロックからの景色こそ曇っていたが、ベテランのガイドさんのおかげで、固有種や外来種道中は、戦争中の話についてはもちろん、現在の小笠原の生活まで沢山のことを学べ、とても充実したツアーだった。
 
 
 
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