2022年4月
‐ 私の最大のメッセージは、真実を学んでほしいということ。
若者に関心を高めてほしい。
ハートロックとは
千尋岩(
ちひろいわ)の愛称。この岩の上へトレッキング行くツアーに参加した。下の写真の
ココ❤へ行く。上に到着するので、下の写真の光景は見られない。南島から撮った写真なのでご留意いただきたい。
参加したのは下のリンクのツアー。私が参加した日は生憎の天気だったので、ガイドさんが少しでも良い景色で楽しめるように道順を調整してくれたため、行程が少し違うが、メインで訪れる場所は変わらない。ハートロックへのトレッキングは入林許可のあるガイドさんの同行が必要なので、トレッキング好きには人気なツアーの一つのよう。
外部リンク:ツアー催行会社「マルベリー」のウェブサイト
ogasawara-mulberry.net
ツアーは早朝から親切に宿泊先まで迎えにきてくれる。
まずコースのスタート地点近くまで行ってから、その日のツアーの概要を確認し、
他の参加者と自己紹介などする。イントロダクションが終わったら、入山口まで歩いて行く。
自然に入る前には靴の洗浄は欠かせない。必須では無いにしても、このツアーに参加する時は防水のトレッキングシューズの方が無難だと思う。また、汚れを良く洗い流せるものがあるなら別だが、レインコートも100均などで買ったものにした方が良いかと思う。理由は、赤土がかなり落ちづらいからだ。
入ってすぐのところにも珍しい植物がたくさん現れ、ガイドさんが色々説明してくれる。入り口の方の道は昔、軍が利用していたことなど、いきなりいろんなことを知ることができる。
ほんの少し登るともうすでにこの景色。
道路の横にも生えているタコノキだが、崖の上にあると足が長く迫力が違う。
円を描くように葉が広がっているのはマルハチと呼ばれているそう。
向かいの山にヤギがいた。家族なのか小さい子もいる。近くに現れることは無かったのだが、結構そこらへんにヤギがうろちょろしている。ヤギは人が小笠原に持ち込んだそう。
固有種のムニンヒメツバキが落ちていた。
戦時中に利用されたものの残骸が残っている。記録として残し伝えているのは小笠原のすごいところだと思う。
だんだんツタ(根?)の垂れ下がる木が多くなる。
やがて大きなガジュマルと出会う。
次の軍事車両の残骸を発見。このハートロックのトレッキングで出会う軍事車両は3台。そのうち2台は
トヨタのものとみられるが、下の車両は日産のものだそう。
下は何かあった時の避難所としても使えるようだが、ちょっと怖い。中を覗いてみたが、何かがあるわけではない。
この先も進むと、ハートロックの頂上付近で開かれてくる。
。。。はずなのだが、この日は生憎のガスで視界はあまりよくなかった。
本当は下の写真の赤土の向こうに真っ青な海と、南島や他の島まで広がっているそう。
この時はまだ4月だったが、ゴールデンウイークが始まる頃は村の方まで朝からガスで曇っている時がよくあるそう。春頃に小笠原に来るならこういう日があることも覚悟した方がよいと思う。
ガイドさん曰く、梅雨明けの方が景色は綺麗に見えることが多いそうだが、夏は暑いし、台風やら村ではカエルの大量発生だの色々あるよう。ベストシーズンに来るというよりは来たタイミングの小笠原のベストを楽しむのが良いかもしれない。実際この時、海岸線が雲が動くとうっすら見えて、その度に大の大人たちがきゃっきゃっ言いながら楽しんでいた。
ここハートロックの頂上でみんなでランチタイム。お弁当付きのプランで申し込んでいるとこんなご飯を食べられる。
ひと段落して、帰路につく。偶然グリーンペペ(緑色に光るきのこ)を見ることができた。前日ナイトツアーでは遠くで光っているところしか見ることができなかったので、近くで大量発生を見れてラッキー。昼間だったので光が見られるようにできるだけ暗くして、みんなで交代しながらみた。
いつの間にか元のワラビの斜面のあたりに戻ってきた。山の斜面にはまだ朝みたヤギたちがいたが、どうやら家族で合流できたよう。
最後の軍事車両の残骸も発見。
ツアーのメインは終了。車まで戻り、宿泊先まで送ってもらう。
クライマックスのハートロックからの景色こそ曇っていたが、ベテランのガイドさんのおかげで、固有種や
外来種道中は、戦争中の話についてはもちろん、現在の小笠原の生活まで沢山のことを学べ、とても充実したツアーだった。
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