行くなら今がチャンス、白川郷【白川村・岐阜】

2021年11月初旬


 
-If snow melts down to water, does it still remember being snow?
 
-Jennifer McMahon
 
 
-雪が溶けて水になったなら、雪であることをまだ覚えているだろうか
 
-ジェニファー・マクマホン
 
 
今回のハイライトではないか、白川郷。金沢だけでなく、飛騨高山からも日帰りで行ける。難点は公共交通手段がほぼないということ。唯一ある路線バスはコロナの影響か、運行中止で本数がかなり限定的。金沢からに至っては、1パターンしかない。早朝にでて、2時間程度滞在し、午前中に金沢に帰る、これだけ。これではさすがにもったいないので、今回はツアーを利用することにした。
 
参加したのはこのツアー。
 
 
これはとても良いチョイスだった。今なら無料のモニターシャトルバスにも申し込める。こっちも良かったので、興味ある方は4日目の滞在までお付き合いあれ。
 
さて、白川郷までバスで約1時間半の旅程だが、道の混んでいない今は1時間ほどで着いた。注意点はコロナ前のゴールデンウィークの時期などハイシーズンは4時間での到着も目処が立たず、午前中の観光どころかお昼に間にすら合わないと踏んだガイドさんが、最後2キロほどの距離をゲストに歩かせ事なきを得たそう。
 
白川郷に入る前にその上の展望台に立ち寄った。いわゆる広告の写真はここから撮られたものだろうか。
 

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白川郷の展望
 
続いて集落の中に入って行く。ここに入れるのは許可された車のみで、一般の車は集落の周辺に停める。
 
村はそれほど大きくない。観光としては十分だが、3時間あれば食事も堪能できるし、今のように混んでいない時に見るだけなら1時間でも回ることは可能だ。もちろん中の見れる施設全てを隈なく見てという想定ではなく、合掌造りの家を1軒の内部と村を端から端まで歩く程度の想定である。
 
合掌造りの内部の観覧料は300円、たぶん神田家のみ400円だ。私が訪れたのは長瀬家。
ガイドさん曰く、合掌造りの内部はどの家もだいたい同じということだった。その中でもオススメされたのが長瀬家。理由はサイズが大きく、ちょっと穴場とのこと。団体旅行客がまず訪れるのは、目の前の和田家だそう。
 
長瀬家には実際に家主さんがお住まいとのこと。1階から3階まで、以前は使用人が住んでいた中二階を含めると4階分を観覧できる。中は長瀬家にまつわるものから、昔使用されたその地方独特の農具に至るまで見ることができる。
 
1階には過去にNHKで放送された、長瀬家の屋根の張り替え(屋根葺き)の様子がテレビでに映しだされている。地元だけでなく、遠方からボランティアを呼び、500人ほどが一丸となって成し遂げる姿が描かれる。
 

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NHK白川郷・長瀬家に関するドキュメンタリーを上演中
立派なお仏壇。長瀬家は医者に始まり、藩医も勤めたとのこと。数百年前からある仏壇も去ることながら、家財道具も美しい。
 
中二階は使用人の部屋だそう。天井はかなり低い。主人より頭か高くならないようにとのこと。
 
2階には農耕具などの展示がある。
 
3階はかいこ·絹生産のための道具たち。
 
 

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白川郷のメイン通り
 
白川郷のメイン通り
通りをよく見ると電柱と電線はない。
景観を守るためだそう。街灯は最低限ある。
 

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広告等にも使われるフォトスポット
ガイドさんはときどきプロの人が知っているくらいで、秘密のスポットと言っていたが、インターネットの力か、おしゃべり好きが多いのか、何人も人が集まっていた。
 
白川郷でのみ作られている特産品といえば、「紫蘇もなか」と「どぶろく」だそう。
お土産には、猿ぼぼと併せて良き。

 

ちなみにどぶろくはインターネットでも購入できるよう。

 

 

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白水園
 
昼食はここ白水園でいただいた。しっかりボリュームあったので、名だたる飛騨牛や五平餅の誘惑に打ち勝った甲斐があった。味良し、飛騨牛あるのも尚良し。
 
とっても有意義な白川郷滞在だった。
 
 
外部リンク:公式 白川郷観光協会HP
 
 
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