曇りの父島をサイクリング【小笠原・東京】

2022年4月


 

- Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.

 

- Mahatma Gandhi

 

- 明日死ぬと思って生きなさい。

   永遠に生きると思って学びなさい。

 
- マハトマ・ガンディー
 
 
お昼を食べ終わった後は、ツアーを3つ追加で予約した。
父島について、改めてこの島をもっとよく知りたくなったからだ。
それから、お土産もこの時買った。大方買っておけば帰り間際にバタつくことも無い。
なんせ帰りはみんな同じタイミングなのだから、買いに行く人達と時間がかぶるのではないかと思った。これは結果的に正解だった。お土産記事はまた改めてご紹介する。
 
さて、ひと段落ついたところで、島を探索することにした。
せっかくなら電動アシスト自転車を借りて。離島は電動アシスト自転車に限る。ゆっくり進むから、綺麗な景色を逃すことが無いし、そのうえ島は大抵起伏があるので普通の自転車では普段乗っていない人にとっては厳しいのだ。
 
1日目のこの日は天気が悪かった。村の方は結構晴れていたのだが、反対側の綺麗な景色があるほうはガス(霧)がかかっていた。5日目にリベンジするので、素敵な写真はお楽しみとしてもらえればと思う。
 
曇りの父島はこんな感じだと思ってご覧あれ。
コースは下の地図で黄色の父島1周
 


父島1周コース
まずは、第二次世界大戦からの沈没船がある「境浦海岸」。
 

境浦海岸

少し暗い道を進む。

 

途中でカニに出会う。
 

コペペ海岸に到着し、一休み。少しすると他の人もやってきた。
その人は、ダイビングが好きで宮古島(沖縄)にずっと住んでいたらしい。
ダイビングをすごく楽しみにしてきたそうだが、海の状態を見てちょっとがっかりしていたようだ。なんでも彼に言わせると台風の影響で海の中がかき回されてしまっているのが、船の上や遠くからでも分かるらしい。私からしたら透き通った海に見えていたのだが、海に親しんでいる人には分かるのだなと感心。
 

コペペ海岸
おしゃべりがひと段落したところでまた自転車を漕ぎ出す。
トンネルを潜り抜ける。
 

村から見て島の裏側まで来ると保護区の看板などが現れる。
小笠原は自然保護のため、多くの規制があり、ガイド無しでは入れない地域もたくさんあるのだ。
 

保護地域の前の注意書き

 

第二次世界大戦からの遺産もある。同じみの二宮金次郎さんの頭部が取られている。これはアメリカ兵が帰還する時にお土産として持ち帰ったそう。銅像とはいえ、なんと酷いことをするのだろうと思うが、昔は本当の首を持ち帰っていた時代もあるのだから、戦時中とはそういうものなのかもしれない。

 

頭部を取られた二宮金次郎さん

 

 上の銅像を超えたあたりから、さらに霧が濃くなってきた。

タコノキ街道(勝手に命名)を進む。ちなみにタコノキとは下の写真にある、たくさん足の生えている木のこと。東南アジアに馴染みのある人や英語が得意な人はPandan (leaf)と聞く方がピンとくるかもしれない。

 

霧ががかったタコノキ街道

 

長崎展望台に到着。ここでは、ドレッドヘアのいい感じのお兄さんに出会った。すっごい満面の笑顔で「こんにちは」と挨拶してくれて、おしゃべりが始まった。彼は兄島で自然保護の仕事をしているらしい。住んでいるのがここ父島。この時は月を見に来たのだとか。この時間は早かったが、村から走ってきたら思ったより早く着いたよう。

 

長崎展望台


この日は、夜ご飯の時間も迫っていて、その後にツアーも追加したので私はこのあたりでお暇することにした。

 

 

 

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