ジョージアの手作り結婚式 ~中編:結婚式当日誓いの瞬間まで~
My love for you is a journey, starting at forever and ending at never.
- Anonymous
君への愛は絶えず始まり、終わりのない旅ようなものだ。
‐匿名
ついにジョージアでの友人の結婚式当日の話です。
ジョージアという国についてまだご存じない方は過去のイントロダクションをご覧ください。
これは個人的な経験であり、全ての結婚式に当てはまるわけではないでしょう。
また、今回私を呼んでくれた友人たちは、ジョージアで最も裕福な人々であり、いわゆるアッパークラスのそれだと先にお知らせいたします。
さて、結婚式はどこも一日がかり、この日は午後2時から始まりました。
そこへ向かう私たちの行く道も珍道中。。。
大好きな家族友人の結婚式ともなればみんな緊張します。
計画性の無いジョージア人達はこの服はやっぱり着たくない、
化粧はもっとこうが良かった、
子供たちは最初からあそこに居るべきだった。。。
と口々に文句を言い始めます。
大切な人の特別な日に周囲が緊張してピリピリしているのは世界のどこへ行っても変わらないですね 笑
会場は11月なのに外
超絶ちびな私は、背の高いジョージア人に囲まれてこんな写真しか捕れませんでした。笑
ジョージアでは誓いを2度立てるのが一般的なようです。
1度目は公的な誓い(法律的な誓い)
そして、2度目が神様の前での誓いです。
1度目の誓いは外で行うことが多いようです。
とても短いもので、新婦の入場から20分ほどで終わってしまいます。
が、時は11月とても寒く、気温は10度程しかありません。
日本で女性のフォーマルウェアを買おうとすると肩のないもので、ひざ丈までしかありません。そのため寒くても上に上着を着るしかありません。
私自身それに、毛皮のガウンを羽織っていました。
しかし、ジョージアの結婚式ではドレスコードはないため、そんなものを着なくてもよいのです。
長袖に、足首まで丈のあるドレスで構いません。
さて、話は戻ります。
ここでの誓いの後、各々の簡単な写真撮影があります。
このあと教会へ移動し、2度目の神聖な神様への誓いを立てるのです。
教会へ入るときは十字を切ります。
上→下→右→左
の順番です。
教会内は通常写真撮影禁止ですが、この時は許されます。
新婦とその付き添い2人は髪を隠します。
祈りを聞き、誓いを立てます。
ジョージアではこの際、
キャンドルや冠といったツールを使うようです。
神父様がみんなの周りに煙をまき、新郎新婦達が杯を交わして、みんなの周りを回ったら、誓いの儀式は終了。
参列者は、「おめでとう」の言葉とキスやハグをしに、2人の前に並びます。
全員の挨拶が終わって、儀式はおしまいです。
教会を出るときも同じように十字を切るのを忘れないようにしましょう。
ここから、写真、ビデオ撮影といわゆる披露宴会場に移ります。
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トビリシのシオニ教会