先日、「ナショナルソーシャリズムとは?」で少しふれた「国際ワークキャンプ」「国際ボランティア」というものをご紹介します。
私自身は今まで4回参加しています。
日本ではまだまだ知られていない活動ですが、ヨーロッパで生まれた活動です。
戦後ドイツとフランスの若者たちが共同生活する中で同じ活動をすることを通じて、
お互いの理解を深めようとしたことがその始まりだとされています。
要するに、世界各国の若者達がある場所に集い、様々な社会問題等と向き合ったり、または何らかのものを学んだりする活動です。
一般的には2~3週間程度のものが多く、18~26歳くらいまでの人が参加することが多いです(ワークによっては60歳くらいの人も参加しているものもあります。実年齢より心の年齢と体力の方がずっと大切です。)
主にヨーロッパでの活動が多いですが、プログラムは世界各国に及びます。
申し込みは現地の団体にコネ(知り合い)がない場合は日本の団体に申し込みを依頼します。
プログラムは年間600~1,000を超えて発表している団体もあります。
ただし、ワークそのものは(一部の例外を除き)現地の団体が運営しているので、日本の団体に何らかの質問を投げかけても、ほとんどの場合回答はありません。参加が決まった後で現地の団体に直接質問するしかありません。
つまり、ワークの実態は行ってからのお楽しみ 笑笑
自分達でワークを作る!運営してもらうのではなく、参加する!といった心意気が大切です。
一般的に宿泊場所と食事はついてきますが、
参加者は共同の部屋で生活し、自炊すること(一般的に食費、材料費はプログラムに含まれている)になります。
プログラム申込者は世界中から集まります。
ワークによっては国際色を大切にし、国籍で人数制限のあるものもありますので、気に入ったものには早く申し込みをしましょう!
プログラムの内容も文化交流、環境保護、歴史的建造物の修繕、お祭りの手伝い等多岐に渡っています。
言語は英語が基本(時に現地の言語になる時もあります)です。
メジャーな日本の団体は下記の2つ(下記の場合参加費は約4万円)
NICE
一年中ワークがあり扱う地域の幅もアフリカやアジアのワークも多く扱っている。
日本人が必ずいるワークや週末に参加できるワーク等、初心者や社会人でも参加できる活動が豊富にある。申し込みしてから、プログラムの承認は早いことが多い。
CIEE
いわゆる大学の夏季休み、冬季休みの時期のみある。国際ボランティアの他にも値段は上がるが語学に特化したプログラム等がある。
この活動で忘れてはならないのは、
これらの団体が面倒を見てくれるのは、あなたがオンラインで書いた申し込みを、
現地の団体に送り橋渡しをしてくれることだけだということです。
つまり、それ以外の手配
例えば。。。
①航空券
②現地交通(価格だけなく自力で行ける場所なのかも含めて)
③治安の良し悪し
④保険
⑤現地団体との出発までのやり取り
⑥プログラム期間以外の日にちの宿泊手配
等は自分でこなさなければなりません。
そのため、特に②③の情報をしっかり手に入れたうえで申し込みをすることをおススメします。
ただ、そうはいっても知っている人や旅慣れている人が素早く人気のワークをとってしまいますので二の足を踏まないように、行くときには思い切りよくいってみましょう。
例えば私の場合は
CIEEで夏の申し込みをする際はプログラムが発表されてすぐ(5月の始めくらい)に申し込んでいましたし、
NICEで申し込みの時は一年中新しいプログラムを発表しているのでいいなと思ったものにすぐ申し込んでいました。
現地の団体に運営されているため、何も正確なことは言えませんが、このワークでは専門的な勉強をするというよりは、その問題や技術に触れてみる。そしてそれを通して、世界各国出身の人々(ヨーロッパ出身者が多いですが)と一緒に暮らして、異文化を理解するといった特色の方が強いと感じました。
この中では日常では体験することのできない体験や、一生モノの記憶、一生続いていくだろうという友人にも出会えました。
もちろん出会える運にも寄るとは思いますが、特に時間のある学生さん達には参加することをおススメします!!
移動やプログラム期間以外の宿泊は自由なので世界一周の途中に参加するもよし、
ひと夏の思い出に参加するのも良しです(ほかの時期にもプログラムはありますが、ヨーロッパの休みの時期の夏がメインの活動シーズンです)
一歩踏み出せは世界はぐっと近くなります!!
是非あなただけの思い出を作ってきてください<3