これは行くべき、印象派・光の系譜【東京】

2021年11月

 

‐人生においては、美は死滅するが芸術は朽ちない。

 
‐デファン夫人 

 

 
 
東京で開かれた印象派展で最も良かったかもしれない。初来日の作品があまりにも多いことはもちろんだが、その展示や紹介の仕方も良かった。
 
平日に行ったこともあると思うが、人は多すぎなかった。名作をじっくり堪能できる。展示されている作品も印象派前後と近しい人々のものがたっぷりあり、見ごたえがある。
 
音声ガイドも役にたった。展示会や美術館で時折借りるのだが、東京で開かれる展示会のものは内容があまりに薄い場合が多い。600円程度だが展示されている説明書きとほぼ変わらないことも少なくない。そんな時は「資本主義の塊が...」と少しがっかりする。今回のものは説明書きに補足する形。美術館の方が作品の見方も教えくれる特典ガイドも入っている、こういうのが嬉しい。絵画に詳しい方でなければ、当時画家が語った言葉など作品を見る目に色を足してくれる。
 
一部の作品の写真を撮れるところも素敵。この記事に掲載しているのも私が撮った写真。海外の美術館では写真を撮影OKなところも多いが、東京だとなかなかない。画家達が見た素敵な記憶と感動を会場だけでなく後々楽しめるのはとても有難い。
 

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モネの水連

 

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ゴッホ

 

 

まだ訪れていない方は是非赴いて頂きたい。
 
 
東京駅丸の内側出て徒歩5分、
三菱一号館美術館にて本展覧会2022年1月16日まで開催中。
※以下のリンクは美術展のHP(外部リンク)