フランクフルトでゲーテの軌跡を辿って

 

The soul that sees beauty may sometimes walk alone.

 

                                                                                -Johann Wolfgang von Goethe

 

 

美しいものを見る魂は時に独り歩きする

 

      

                   ーヨハン・ヴォルフガング・ヴォン・ゲーテ

 

 

 

 

 

 個人的にフランクフルトは見るところがいまいち無いと考えています。というのもここは世界大戦時に街を破壊されていてフランクフルトだけでなくこの地域はあまり古いものが残ってないのです。実際はこのフランクフルトの街も再建されたものがほとんどです。

 しかし何といってもここは交通の要所です。ドイツやその周辺に行こうするとフライトを乗り換えるのもここです。せっかくなら楽しみたいですね。そんな時にお勧めのスポットをお教えします。

 その一つがここ「フランクフルト・ゲーテ博物館」です。

 

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 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe 1749年8月28日 - 1832年3月22日)は、ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲学、汎神論)、政治家、法律家と多彩な顔を持つ世界の偉人です。ドイツを代表する文豪として特に知られ、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』等幅広い分野で名作を残しました。

 

 グローサー・ヒルシュグラーベンに面するこの博物館は1775年にワイマルに招かれるまでゲーテが幼少期を過ごした場所でもあります。現在は年間13万人が訪れる観光地となっています。

 

 この博物館を現在と同じ姿にしたのはゲーテの父帝室顧問官のヨーハン・カスパル・ゲーテです。彼は2軒の隣った木組みの建物を相続し1755年から56年かけて改装しました。この結果、上流市民的なロココ様式の建物になりました。

 

 第2次世界大戦中にこの家も土台まで破壊されましたが、当時と同じように再現されました。家具は疎開していたため無事に残りました。

 

 井戸のある中庭から入り、玄関、台所と「青い部屋」に進みます。階段を上ると中国風の「北京」と呼ばれる部屋があります。

 

 実際の生活は3階以上で営まれていました。4階には人形芝居の舞台があり、彼が少年時代に打ち込んでい芝居の場所が垣間見れます。

 

ドイツ文学は有名ですが、その中でもゲーテの名は世界で知られています。

話題作りのためにも、せっかくフランクフルトを訪れる際には立ち寄ってみてください。

 

 

 

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