‐花を与えるのは自然。編んで花環にするのは芸術。
‐ゲーテ
アートで彩られた家に住めたらどれだけ素敵なことか。
アーティストとはほど遠い筆者だが、実家はそれなりに絵画や造形作品で飾られていた。一般家庭なのでもちろん著名な芸術家の傑作などではなく、名も知れない画家や家族が作ったものだ。それでも1日を少し豊かに暮らすには十分だ。
直島のベネッセハウスミュージアムは芸術好きの人にはたまらない家を提供している。美術館に宿泊することができるのだ。館内は写真撮影できないので、残念ながらお見せできないが近代アートの展示がメインになっている。ただスケールの大きさはただ者ではない。
ベネッセハウスミュージアムのHP(外部リンク)
例えばHPにも掲載されている展示の写真、黄色と黒のボートは実物が目の前に置かれている。気づく人がどれほどいるかは分からないが、これをベネッセハウスミュージアムの外でも見かけた。
自然の中にもワープするかのように展示がある。
上の写真、右上の海岸に黄色いボートと黒のボートがあるのをご覧きただけるだろうか。これをアップにすると下の写真となる。
美術館内と外で表現するこのスケール感での現代アートは未だかつて見たことがない。
そして作品はもちろんだが、この晴れやかな自然も素敵だ。
この自然の中、屋外にもたくさんの展示があるのでここを散策するのも楽しい。ミュージアムの外なので料金を支払う場所もない。草間彌生さんの黄色いカボチャの展示が生憎台風被害を受けて見られないということと、ベネッセサイトは自転車の乗り入れができず、遠くの作品は時間がかかるので観に行かなかったが、この周辺だけでも十二分に素敵な作品と自然を楽しめる。
美しい自然を眺めることができる食事処がこのミュージアムには2か所ある。その1つミュージアムカフェでランチを取ることにした。
注文したのはイカ墨カレー。いつもどおりの好奇心からのチョイスだ。イカはとても柔らかく、ピクルスは程よい。ルーは塩気があるので少し量が多かったように思うが、癖は強くなく食べやすい。
腹ごしらえも済んだところで家プロジェクトへ向かうことにした。
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