埼玉の中の台湾、5000頭の龍が祀られる「聖天宮」

2021年11月

 
- 思い出はたくさんあるが、思い出したいことはひとつもない。
 
 
 

 

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聖天宮の入り口



5,000の龍がここにいるらしい。
書きながら龍って「頭」で良かったよな、なんてふとバカなことを思ってみる。
 
寒くなってきて、自然の枯れた木々の生い茂る中に行くのもなと億劫に思い始め探したら意外とちょうど良い場所があった、埼玉に。これはまさに珍百景。周囲には畑しかないようなところに孤高の台湾の神社がそびえ立つ。あれ、ここ川越の隣だっけ?と目を疑いたくなる、この場所は聖天宮(せいてんぐう)。
 

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遠目から見た聖天宮
 
道教(どうきょう)という中国台湾三大宗教の1つの神社。日本に現存する最大級のお宮とのこと。
台湾の大工を呼び、資材を輸入して15年かけて建設されたそう。かなりの見ごたえがある。
 
ここへ入るには入場料(大人500円)がいる。チケットブースに無料のパンフレットがあり、丁寧な説明書きを日本語で読めるのでもらっておくと良い。
 
中では台湾の占い(有料)に挑戦できる。
 

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ここで占いができる



また、台湾流の祈り方も教えてくれる。これらは有料。
本殿の簡単な説明は無料でしてくれる。
 

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本殿の天井

 

建物の入り口の両端は塔になっていて、それぞれ異なるものが奉納され、また意味も違うそう。元気な人は登ってみるといい。しかし、足腰の悪い人は無理して登るほどではない。
 
台湾のものを売っている自販機があったので帰りがけに買ってみた。今回の戦利品はこちら。
 

刀削麺はアレンジしたものを作って良かったので今度ご紹介したい。

 

タピオカミルクティーは結構甘かった。

あぁ、そういえば海外でスタンダードを注文すると結構甘かったなと思い出す。

タピオカ自体はコンビニやスーパーで売られているような既製品のぶよぶよタイプだった。それでもいつもと違うものを得られるのは嬉しい。新しい発見は常に喜びをくれる。

 
ご注意いただきたいのは公共の交通機関が極めて少ないこと。埼玉だから大丈夫だろと東京からなめてかかると痛い目をみるだろう。車やバイクなどで行ける人はその方が賢い選択だと思う。
 
かなり立派なお宮なのでたっぷり1時間以上いてしまった。台湾にはまだ行ったことのない私だが、海外旅行をした気分にはなれた。あぁ次は美味しい中華が食べたいものだ。