2021年12月
-When you don't dress like everybody else, you don't have to think like everybody else.
-Iris Apfel
-ほかのみんなと同じ格好をしなければ、ほかの人と同じ考え方をしなくてもいいんだよ。
-イリス・アプフェ
家プロジェクトという名前から古民家を改築する、といったようなイメージはないだろうか。だとしたら、想像を上回る創造物に出会えるだろう。
家プロジェクトのサイトは全部で7軒ある。「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」だ。そのうち「きんざ」は事前予約と別途支払いが必要なので今回はパスした。
さて、家プロジェクトのチケットは1箇所でのみ購入できる。角屋近くのチケットを売る建物はJAの隣だ。ここで紙のリーフレットのようなチケットを購入する。地図も得られるので簡単に移動できる。
<角屋>
チケット販売所から最も近くの展示。光と影を水に反映させたアート。古い建物に展示されているのが面白い。
<南寺>
ここは是非訪れて欲しい。チケットを買うときに時間を予約してくれる。これは説明と人数制限が必要なためで追加料金はかからない。光と影、視覚に訴える作品だ。体験型の作品たが、いまだかつて経験したことのないアートだった。行けば理由は分かるのだが、屋内で写真は撮れない。
<護王神社>
本物の神社の跡地らしい。ガラスの階段が備えられる。この作品は2つの視点から楽しめる。洞窟からの景色を眺めると作品の意味に触れられるかもしれない。
<石橋>
ここは荘厳な雰囲気が素敵。場所が分かりづらいので注意。筆者自身展示場の近くのカフェで場所を聞いた。その少し先、道の左側に会場であった。きっとここのカフェの人はよく声かけられるんだろうな、ごめんなさい。丁寧に教えてくださりありがとうございました。
<碁会場>
元は本物の碁会場だったそう。かつて多くの人が集まった。社交の場に片方は多くの椿、もう一方は見当たらない(以前は?一輪展示場されていたよう)との対比を表す作品だ。
<はいしゃ>
ここはかつて歯医者、今は廃舎のような作りになっている。至るところにかつての名残りを残しつつ、新しく作品に生まれかわっている。こういう作品をかつてアイスランドの首都レイキャビクでも出会ったことがある。アーティストがユーモアを込めて細部まで丁寧に作り込んだ作品は見ごたえがある。
こういう展示が他の地域でももっと増えると色んな町がもっと盛り上がるだろう。使われなくなった家屋が地方には多くあると聞くがそう言う地域にもきっと思慮の一助になるプロジェクトだと思う。
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アートの中に住む体験のできる