Let us celebrate the occasion with wine and sweet words.
ーPlautus
ワインと甘い言葉でこの状況を祝わせてくれ
ープラウタス
以前から紹介してるアルザスワインの続きです。フランスの中でもドイツの文化を色濃く受けたアルザスは白ワインが有名です。
アルザスワインは一目で見分けることができます。スティルワイン(炭酸の入っていないワイン)はフルートと呼ばれる細長いボトルで提供することが義務付けられています。アルザスワインは全て生産地域で瓶詰めされなければいけません。
またアペラシオンと特別表記で消費者に安心を与えています。
今回はアルザスワインの特別表記についてです。アペラシオンについては別の記事で紹介しています。併せてご覧いただければ幸いです。
ヴァンダンジュ・タルディブ
過熟(ブドウが熟れすぎた状態)のブドウで造られるワインです。時に公式収穫開始日より数週間経ってから収穫されたブドウで造られることもあります。凝縮して付着した貴腐菌(ボトリティス・シネレア菌)の作用で複雑さと力強さのある甘口ワインが出来上がります。
セレクション・ド・ノーブル
貴腐菌が付着したブドウを厳選して収穫し造ったものです。力強く複雑で余韻が長く残ります。そのため、品種の個性は控えめに表れています。
アルザスワインは主にブドウの品種をワインの名前としているのでこれからも好み味のヒントを得ることができます。辛口の軽い飲みやすいものから豊満で甘くアロマの香り漂うものまでの品ぞろえが豊かで、アペリティフからディナーのメインコースにまで合うものが見つかります。これらの品種に関しては別の記事で紹介したいと思います。
ワインは単純に高価なものを選ぶより、どれが自分の好みの味のするものかを知ることでより楽しめるお酒です。私自身ワインを始めえて味わったのは18歳の時のフランスへの旅がきっかけでした(もちろんフランスでは18歳は合法でした。)。それからワインの虜になったのは言うまでもありません。是非様々な物に挑戦して、地域のワインを堪能してください。
アルザスワインの体験記はこちら
スイスの白ワイン生産地についての記事はこちら