秘苑を多くの王たちが愛して ~昌徳宮 パート1~

 

I'd rather live in a cave with a view of a palace than live in a palace with a view of a cave.

 

                                                                                     

                                                                                                          -Karl Pilkington

 

洞窟の見える宮殿より、宮殿の見える洞窟に住みたい

 

 

                          ーカール・ピルキングトン

 

 

 

 

今回から韓国のソウルにある昌徳宮(チャンドックン)について紹介いします。1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

 

昌徳宮は1405年、正宮である景福宮の離宮として建造された宮殿で、光海君(クァンヘグン・1571-1641・李朝第15代王)以降、約270年に渡って李氏朝鮮王朝の政務が行われた王の御所です。約135,000平方mある敷地には13棟の宮殿の建物があり、その北半分を占める後苑(フウォン)には28棟の楼閣があります。ここを多くの王たちが愛してきました。

 

 

f:id:s-mic:20170619180412j:plain

仁政殿、ソウル、韓国

 

 

 仁政殿(インジョン ジョン)は昌徳宮の正殿で、国の公式行事を行うのに用いられました。例えば、王の即位の礼や外国からの使節との接見などです。1908年の内部修理の際にカーテンやシャンデリアが用いられ、内装は洋風になっています。

 

宣政殿は王が日頃政務を行う便殿(執務室)として使用されていました。その隣の熙政堂(ヒジョンダン)はもともと王の生活空間でしたが、宣政堂が手狭になったことで時折国葬のために魂殿として使われ、熙政堂が便殿の役割を果たすようになりました。

 

 

続きは別の記事にします。

 

 

【 観覧料金】

建物エリア(個人):大人(19~64歳)3,000ウォン / 子供 (7~18歳)1,500ウォン

後苑エリア:大人(19~64歳)5,000ウォン / 子供  2,500ウォン

 

*ただし、後苑エリアに入場するためには建物エリアに入る必要があるため、後苑エリアに行きたい人は両方の料金を払う必要があります。

 

 

【観覧時間】

2~5月、9~10月:9:00~18:00

6~8月:9:00~18:30

11月~1月:9:00~17:30

 

 

【ガイド】

日本語

建物エリア:12:30(60分)

後苑エリア:10:30 (90分)

英語

建物エリア:10:30、14:30 (60分)

後苑エリア:11:30、13:30、14:30、(2~10月)15:30 (90分)

 

*後苑エリアに入るにはガイドツアーに参加する必要があります。

*いずれのツアーもチケットの料金に含まれています。 

 

 

【アクセス】

地下鉄:安国駅(3号線)3番出口から徒歩5分

    鐘路3街駅(1、3、5号線)6番出口から徒歩10分

バス:幹線(青)109、151、162、171、172、272

   支線(緑)7025