グラバー園で日本近代とその発展に寄与した西洋人との歴史に触れる【長崎・長崎】
2022年3月末
‐他国を見れば見るほど、私はいよいよ私の祖国を愛する
‐スタール夫人
グラバー園は伝統建築と西洋の要素が融合した9棟の建物と庭園のある施設。
17世紀から始まり200年強続いた出島での交易が幕を閉じた。開港都市として栄えた長崎にできた外国人の居留地がここ。グラバー園の敷地に住んだ西洋人たちは日本の高度経済成長と密接に関わっている人ばかりだ。
入園料は大人一人620円。クレジットカードで購入するとチケット無し。現金で購入するとチケットを思い出の品としてくれるよう。
外部リンク:グラバー園のHP
大浦天主堂から坂を少し上がったところにあるグラバー園の入り口はこちら。
まずは旧三菱第2ドックハウス。ここは外国人乗組員用の宿舎だったところ。
この建物2階から見た景色が下の写真。錦鯉が泳ぐ和風さと洋風の植物植えられている。
9つある建物の中でも旧グラバー園は国の重要文化財に指定され、2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界遺産に登録された。グラバーさんは造船・採炭・製茶など様々な分野で功績を残された方だが、キリンビール設立にも貢献された方というのは身近に感じられ、とても面白いと思った。
この建物屋根を上から見るとクローバーのようになっているのだそう。中も面白く、ある部屋のベッドは和洋折衷。洋風の部屋もあるのだが、私的にはこういったユニークなものが好きだった。ちなみに、このお屋敷にはキリンビールのロゴにもなったキリンが隠れているらしい。探してみるのも一つの楽しみかもしれない。
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平安時代や江戸時代の歴史と違って、すぐ時間切れとなる近代日本の歴史は知らないことがたくさんあって、一方で今の日本と密接に関わっているものがたくさん残っているのはとても興味深かった。
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