グレート・オーシャン・ロードをロードトリップしてみたら  #3

 

I wish you were here, and I want you to know that.

                                                                            -M

 

あなたがここにいてくれたら、、、

そう想ってることがあなたに伝わってくれたらな。

 

                  ーM

 

 

レイザーロックへの道で寄り道

 

 

この記事は↓の記事からの続きです。

 

s-mic.hatenablog.com

 

 

翌日はレイザー・ロックへ向かいました。

断崖の層がくっきりと見えます。

この時に一緒に旅していた友人の義理のお姉さんは地層学の博士号を持っているそうで、ただでさえイタリア人でおしゃべりな彼女が見たら絶対退屈な話が止まらないよ、なんて冗談を言っていましたが、この地層一つに歴史があると思うと地層一層一層に歴史があると思ったら、全く興味の無かった私でさえ、この時ばかりは熱心に耳を傾けてしまいそうです。

 

 

 

レイザーロック 

 

 

次に向かったのは、崖に囲まれた入江の悲劇の入江(ロック・アード・ゴージ)。

少し離れた場所からこの入り江を見渡すとハートの形に見えませんか?

ここには歴史的なロマンス(?)が隠されています。

 

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ロック・アード・ゴージ

 

 

この周辺の海は大変な波が荒いことでも有名です。実際、英語名称の「ロック・アード」は1878年にこの沖合いで難破したヨーロッパからの移民船のからつけられました。この船の乗員のうち男女2人はこの入り江に辿りつき、一夜を洞窟の中で過ごしました。翌朝に男性が崖を上り、助けを求めたことで、この2人は助かったそうです。そしてこの2人、残念ながら私たち期待に反して、再会することは無かったそうです。現実はどうあれ、2人がどんな想いでこの地に滞在したのか、想いをはせてみてはいかがでしょうか。

 

 

 内側から見たロック・アード・ゴージ

 

 

最後はグレート・オーシャン・ロードのトリはロンドン・ブリッジ!

1990年1月までは海に突き出した岩が波の浸食により、ダブルアーチの美しい橋の形をしていました。しかし、ある日何の前触れも無く大きな陸側のアーチが崩落しました。今ではもう一方のアーチが海上に取り残された格好になってます。まさに歌のLondon bridge is faling down「ロンドン橋落ちる」と同じですね。崩落の前までは陸からロンドンブリッジの上を自由に往来することができました。崩落の時、まさに橋を渡ったばかりの2人の旅行者のみが岩の上に取り残されました。この2人はヘリコプターで無事救助されたそうです。

 

 

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落ちたロンドン・ブリッジ

 

 

メルボルンにお越しの際は壮大な自然を楽しみにグレート・オーシャン・ロードまで足を延ばしてはいかがでしょうか?