雷に打たれた男性とゴッホ展【上野・東京】

2021年11月

 
‐過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える
 
 
 
 
雷に打たれるような衝撃だったらしい。先日Twitterでこんなものを見かけた。
 
 

 

 
短くまとめると、ある書店に男性が駆け込んで来て、興奮気味にゴッホの書籍が欲しいと定員さんに少し要領を得ない質問をする。どうやら、この男性は開催中のゴッホ展に行って来て、雷に打たれたような感銘を受け、とにかくこの鬼才のことが知りたくなったらしい。
 
他人事とは思えないのは、私も10代の頃パリで美術館を訪れた時は傑作達に圧倒され、一緒に行った友人達とともにしばらく「おフランスかぶれ」と言わんばかりに帰国後も美術館を練り歩いていた。どうやらその熱は未だに冷めぬようで、今までに訪れた美術館の中でも最も好きだったオルセー美術館に多く所蔵物されている印象派の展覧会や美術館があると時間の許すかぎり訪れる。
 
今回もゴッホの絵画だからずっと行こうと思っていたのだが、混むので人気の展示会の開催開始と終了間際には行かないと決めているからしばらくお預けだった。その間先のTwitter投稿をみたり、事前予約直後で展示会に行く日前日にオランダにいる何かとやることの被る友人が現地の美術館でゴッホの絵画を見てSNSに投稿しているの見て笑い合いながらも、この展示会を訪れる日を待ち遠しく思っていた。
 
興味がある人はお気づきだろうが、この展覧会は事前予約が必要。しかも当日や前日では平日でもほとんどの時間枠が埋まってしまうからご予約はお早めに。混んでいたが上野の東京都美術館で開のれているゴッホ展とういことを考えるとコロナ様々と言いたくなるくらいゆっくり、じっくり観られる。
 
内容はとても良かった。ゴッホの初期から晩年までの作品がたっぷり並ぶ。解説も十分に展示されていた。
 
今回はオーディオガイドを借りたが、正直いらなかった。展示されている解説を読むのが辛くなければ、情報量はさほど変わりないし、プラスアルファな部分もとっても基礎的な知識があれば目新しさは感じられなかった。
 
全体的にはとっても充実した時間になった。
 
このページから展示会の予約ができる。
2021年12月12日までなので興味ある人はお早めに。
 
 
 

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