朝から絶景の海を眺める、リード・パーク・リゾート八丈島【八丈島・東京】

2021年 秋


 

- 人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う

 

‐ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ

 

 

このホテルを偶然に見つけてしまったことから、八丈島を訪れる運命は決まっていたのかもしれないとさえ思う。ここは私にとってのホットスポット、話題の場所だった。物心がつき始める幼い頃から海外のエンターテイメントばかり触れてきた私にとって、観ていたテレビ番組のロケ地に行くなんてことは希だったから。

 

このホテルは今年の夏までNHKで放送されていた「ライオンのおやつ」のロケ地として使われていた。ホスピスと末期患者を描いたこのドラマは難しいテーマとは裏腹に明るく美しい景色と朗らかな登場人物により暗い気持ちにならずにみることができた。このドラマをきっかけに八丈島を選んだ訳ではないが、ひょんなきっかけからホテル選びは3分とかからずに決まった。それがここ、リード・パーク・リゾート八丈島

 

外部リンク:リード・パーク・リゾート八丈島のウェブサイト

lidohotels.jp

 

外部リンク:ライオンのおやつの紹介ページ(NHK

www.nhk.jp

 

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撮影に使われていたホテルのレストラン
 
ドラマで使われたレストランはもちろんだが、部屋からのオーシャンビューは格別だった。簡単な朝食やおやつを用意して部屋で食べるのも良き。少し値段が高くてもオーシャンビューの部屋がオススメだ。海の青さとヤシの木にオーストラリアで生活していた頃の休日を思い出す。
 
オーシャンビューの部屋からの眺め
 
海辺なので窓枠は老朽化していたが、それ以外は状態も良かった。

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窓は長い間開けず閉めておくか、網戸は少なくとも閉めていた方がよい。あまりに景色が綺麗のなのでよく窓を開けっ放しにしていて滞在3日目まで問題なかったのだが、4日目の夜、奴らは奇襲攻撃のように部屋に乱入してきた。そう、虫のこと。露天風呂の前の「窓を閉めて」という掲示の意味がようやくわかった。侮っていてごめんなさい。だが昔のように1匹の虫で気が動転せずに全て退治した自分は誇らしい。
 
大浴場の露天風呂からはたしかに満点の星空が見えた。ニュージーランドオセアニアのそれとは違うが日本の夏の夜空では珍しいほと星が綺麗。雲の流れが速かったから流れ星を眺めているようだった。同じ東京に住んでいてもこうも流れる時間は違うものだろうか。運が良ければ屋上で星空観賞会が開かれることもある。
 
プールもゆっくりとできる場所だった。電動自転車も有料だが借りられるため、私ように車の運転が苦手な人にも良い。
 
ファシリティーも去ることながら、接客には感動した。繁忙期ではなかったが、スタッフの方々の丁寧で臨機応変なサービスはチェックイン後はゲストの名前まで覚えて対応してくれるほどまで行き届いていた。素泊まりの場合、1万円程度(ツインルーム)の価格帯ではなかなか無いレベルのサービスだと思う。
 
ちなみに食事(ブュッフェ)はコスパは良いが、クオリティーはそこまで高く無い。とはいえ「美味しい」くらい。結局2度ディナーと1度ブレックファーストをいただいたが、ディナーはおそらく同じメニューだった。1度では全て網羅することはできないほど選択肢があるので私としては有りがたかったが、長期滞在予定の方は全ての宿泊日に食事をつけずに、必要に応じて依頼すると良いと思う。周囲に食事処は無いので非常にありがたい。また宿泊者でなくても食事に行けるとのこと。島の中心地から少し離れているが地元の食材やご当地料理もあり八丈島を堪能できる。ぜひまた泊まりたいと思うホテルだった。
 
 
 
このホテルのプールはこんな感じ
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