小笠原上陸を目の前に大興奮【小笠原・東京】

2022年4月


 

- 進路を決めるのは風ではない、帆の向きである。
人の行く手も海を吹く風に似ている。
人生の航海でその行く末を決めるのは、なぎでもなければ、嵐でもない、心の持ち方である。

 

- エラ・ウィーラー・ウィルコック

 

 

朝、目が覚めるとまだ船は揺れていた。
これほどまで長時間に渡って船で揺られていると、もはやゆりかごに揺られているかのように、ぐっすりと眠ってしまい、起きても眠気が襲ってくる。
 
レストランで朝食を食べられる時間は決まっているので慌ててご飯を食べに行く。いつまた洋食が食べられるか分からないと思い、洋食のセットを選んだ。
 
この日の朝食を含む記事はこちら
食べ終わったら身支度のために自分のブース(ベッド)に戻るが、またしてもうたた寝をしてまう。
次に目が覚めると船の下船予定時間間近だった。
 
後々アナウンスに耳を傾けるとどうやら到着時間が数時間伸ばされ、お昼過ぎ頃に到着予定になっていた。予定時刻が伸ばされることはめったにないようだが今回は荒波のせいだそう。
 
まだ上陸まで時間があるのだから、とデッキにでると人だかりができていた。その人たちは野鳥の会の人たちではないかと思うほど、みんな立派な望遠カメラを持っていた。
 
何を見ていたのか聞いてみると、実は各々鳥だの生き物を見ていたらしい。そうこうおしゃべりしている間に、クジラが見えたと声が上がる。最も見えたのは尾ひれのようなのだが、みんなのテンションが高まり始める。私の技量と初心者向けの一眼レフカメラではこの時クジラは見られなかっのだが、後で見つけた時の写真を貼っておく。小笠原周辺では4月のこの時期まだクジラがたくさんいるので、遠くから見られる可能性は結構あるよう。
 
ひと満足したので船内を散歩することにした。小笠原の父島到着間近で少しずつ小笠原諸島の別の島が見えてきたところだった。別階の反対側のデッキについた頃、また人だかりを見つけた。こちらではガイドさんが、見えてきた小笠原諸島や生き物の案内をしていた。ガイドさんの説明はみんなが分かるように平たい言葉が使われるが、一方の質問する方はマニアックな人も多いのか聞いたこともない鳥の名前や離島ならではの話、生態系管理の方法などについてがいくつも飛び出す。これは小笠原ならではな気がして、面白かった。
 
下の写真は兄島だったと思う。兄島でも生態系保全のために生態系を犯す生き物(外来種)の駆除が行われるそう。
 

もう少し進むと、ついに父島の小笠原村が見えてきた。ここがメインの村の眺め。
 

下船は客席のクラス順にお行儀よく並んで進む。
この日は下船後も船に揺られている感覚があったが、それでも色々楽しめた。
次回以降の父島の様子をお楽しみに。
 
 
 
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