出島で触れた海外交易の歴史【長崎・長崎】
2022年3月末
-京のさきは大坂にすぎず、江戸のさきは小田原にすぎませんが、長崎のむこうは上海ですな。
教科書で習った出島に行くのは、修学旅行で京都を回るくらい不思議な感覚だった。歴史上の出島は開国したことで拡張などのために地形が変わった20世紀初頭には無くなってしまったので、ここに並ぶ建物は再建されたものだが、当時の生活や逸話も見られるので、とても面白かった。
大人1人520円で夜までやっているので、遅い時間に訪れた。20時40分が最終入場の時間だが21時までやっているよう。
外部リンク:出島の公式ページ
今はお堀に囲われたような状態で島が建設され、再現された建物の中は博物館になっているような状態だった。
建物内の展示には出土したものやその使い方。どのような暮らしや交易の仕方をしていたかなどが学べる。あるブースでは、お手伝いの人が当時かなり貴重で高価だった砂糖と食べてしまったり、コーヒーを頼まれてこぼしてしまったりて、とにかくごまかそうとするようなクスッと笑ってしまう逸話もあったように記憶している。
見た目にも面白い形をした下の建物はオランダ商館長(カピタン)の部屋だそう。中も面白いので出島に来る人は是非見てほしい。何が面白いかというとディテール(細部)。一見、西洋の偉い人の部屋にしてはシンプルな洋館だなくらいに見えるのだが、よくよくみると模様が和柄だったりする。西洋の絵図でもみた日本の建築家たちが見よう見まねで建てた結果だろうか。
展示に書いてあることを読むとなかなか面白く、結構見ごたえのある観光地だった。昔の生活や考え方などに興味がある人にとっては良い観光だと思う。
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