広島城と、先祖と、3本の矢と【広島・広島】

2020年秋 


 

‐この矢一本なれば、最も折りやすし。しかれども一つに束ぬれば、折り難し。汝ら、これに鑑みて、一和同心すべし。必ずそむくなかれ。

 

毛利元就

 

 

どうやら筆者は大名家の末裔らしい。

 
母方の祖父母は大名家の末裔だと幼い頃、まだ学校で大名が何を習うずっと前に伝えてきた、家紋もしっかりとってあるぞと。ずっと後で分かったのだが、母や母方の叔父は知らなかったそう。気恥ずかしかったのだろうか。だとしても誇るべき祖先の情報を誰にも知らせないで消えていくのは惜しいと思ったのだろう。
 
とにかく筆者は現代では何千人、何万人といるかも分からない3本の矢で有名な毛利家の末裔の1人ということだ。母方の祖母の家系なので、伝統に従うなら長女の筆者は毛利家の正当な女系の継承者だ。
 
先祖全員へ畏敬と感謝の念はあるが、とはいえ日常の中で意識する事はまずない。前置きがかなり長くなったが、今回はそんな先祖を小中学生の時以来意識した瞬間だった。
 
天守閣の入場料は大人一人370円。お手頃に見学できる。
 
外部リンク:広島城の公式HP
 
広島城へ初めて登城した。現在は建物は再建されており、中はミュージアムになっている。広島は様々な君主の支配を受け、我が祖先の栄光もそう長くはなかったようだ。とはいえ、本物の遺品が宝として飾られるのを見るのは少し誇らしい。
 
祖母の話では第2次世界大戦以前は彼女の実家にも大名家に伝わる刀や鎧を始めとしたお宝があったそう。しかし戦時中に軍に取り上げられそうになったため土に隠したところ全て錆びて駄目になったのだとか。当時は油を塗り紙で包んで土に埋めることしかできず、戦後掘り起こした時の無残な姿を見て一族で落胆したのだとか。
 
こういった話を聞いたことがあったせいか、少しでも現存する宝はとても貴重に見えた。
 
そして何より、一度は焼け野原になったこの地に広島城を再建した人々の心を思うと少し胸が熱くなった。
 

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天守
 
天守閣の外で出会ったご当地グルメ

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