長崎のお土産で食べ比べ【長崎】

2022年3月末


 

- イチジクの好きな人にイチジクの悪口を言うな。

 

- チリのことわざ

 

 

長崎からのお土産はこちら。カステラは食べ比べ用に2本、皿うどんは珍しい太麺を選んだ。

 

 

<カステラ>

長崎カステラの中でも御三家と言われる3つのブランドのうち2つ、文明堂総本店(ぶんめいどうそうほんてん)と松翁軒(しょうおうけん)から購入。どちらもホームページからの注文もできるようだ。

 

外部リンク:文明堂のHP

www.bunmeido.co.jp

外部リンク:松翁軒HP

shooken.com

 

松翁軒のカステラは初めて食べた気がする。こちらの方がしっとりしていて濃厚、とっても美味しかった。文明堂はいつもの美味しいカステラで味に親しみがあり、あ、これこれという満足感がある。同じカステラでも意外と違うものだった。見た目からでも少し分かるかと思う。食べ比べは良いアイディアだったと思う。

 

左上:文明堂総本店のカステラ、右下:松翁軒のカステラ


ちなみに長崎には文明堂の総本店がたくさんある。。。ではなくて、お店の名前が「文明堂総本店」という。何度も「総本店」に出くわすので調べたら、名前に総本店が含まれていた。今までの人生、30年近く「文明堂」だと思って気づかなかった。ただの無知だが、これはちょっとした発見、いやトレビアだった。

 

 

皿うどん

皿うどんは細麺でパイパリしたものが多いが、珍しい種類というので冷凍のものを買ってきた。冷凍なのにかなり豪華な具だった。パリパリもいいが、中華麺が好きな私にはぴったりだった。こちらもメーカーのホームページから購入できるよう。色んな種類があるので太麺以外が好きな人も皿うどんやちゃんぽんに興味ある人は見てみると良いと思う。

 

 

外部リンク:みろくやのHP

www.mirokuya.co.jp

 

長崎弾丸旅は終わってからも美味しい旅になった。

 

 

2022年はこの後、小笠原、北海道(稚内利尻島礼文島)、石垣島、京都、シンガポール2回、大阪、奈良、京都と旅が続くのだが、筆不精の私にはなかなか追いつかない。現在の旅の記事のアップデートが追いついたら過去の記事をと思うのだが、いつになることやら。その時の世界に個性があることを残したいと思うので、気長にお付き合い頂けたら嬉しい。

 

 

長崎弾丸旅、全体のインデックスはこちら

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その他、各地のおみやげ記事はこちら

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長崎港で「じげもん」の海鮮丼を味わう【長崎・長崎】

2022年3月末


 

- 海は人に新しい希望を与え、眠りは家族の夢を運んできてくれる。

 

- クリストファー・コロンブス

 

 

帰りのフライトはお昼過ぎだったので、ランチは買って持ってい行くことにした。

選んだのは海鮮丼を扱う「長崎港」。この日の朝参加した軍艦島のツアーで利用した長崎港ターミナルのすぐ近くにあるお店だ。

 

外部リンク:長崎港のHP

nagasakikou.com

 

右端の建物が長崎港ターミナル

 

海鮮のお店「長崎港」


人気のマグロやサーモンなどがたっぷり乗ったどんぶりもあったが、せっかくなので「じげもん」を注文した。「じげもん」とは「地元のもの」を指す長崎のほうの方言だそう。季節によって変わるようだが、この時のネタはこれだった。

 

 

開店直後だったにも関わらずさっと作ってくれたので、フライトにも間に合い、長崎の海の幸を逃さずに済んだ。今回もお店の方のクイックなサービスと私の諦めない心で最後の最後まで長崎を堪能した旅になった。

 

 

長崎弾丸旅、全体のインデックスはこちら

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その他、海鮮の味わった記事はこちら

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軍艦島に圧倒された話【長崎・長崎】

2022年3月末


 

- 自然に強制を加えてはならず。むしろ、これに従うべきなり。

 
 
 
軍艦島の本来の名前は端島(はしま)という。特に廃墟に興味がある方ではないので見に行くつもりはなかったのだが、直前にどういう風の吹き回しか行ってみたくなりギリギリでツアーを申し込んだ。
 
港へ向かうが、当日は生憎の天気。雨が降っているわけでは無いが、今にも降り出しそう。パラパラ来ている気すらする。
 
船に乗り、出航。航行中に安全の説明やカッパの販売、軍艦島に関する説明のビデオが流れる。折りたたみの傘を持っていたが、島を保全する観点から傘は使えないそう。念のためカッパを買った。ちなみに軍艦島にトイレは無いので、どうしても行きたくなったら船に戻るしかない。前もって心するように。。。なんて、滞在時間は長くないので上陸前に行けば心配はいらないと思う。
 
船が島に到着する。島に上陸。島の歩けるところは決まっていて、柵がある。しかもガイド付きで周らないといけない。そのため船に乗っていた人たちは3つのグループに分けられ、3つの解説地点へ順番に周っていく。各地点にはこの地に縁のあるガイドさんが立っていて、軍艦島が栄えた頃の話をしてくれる。ご自身やご家族のことを話してくれるので、ここの廃墟がつい近年までは本当に栄えた場所として存在していたことをリアルにしてくれる。
 
例えば、下の写真の奥に見える建物は学校。この島は最盛期1960年頃には5,300人程度が住んでいた。高層ビルが林立し、学校や病院、娯楽施設もあったそう。かなり小さな島だが、非常に栄えていてここに無いものは無いと言われるほどだったそう。ここの炭鉱で働く人たちは高給取りだったので、当時高級品だった家電もこの島では当たり前のように皆持っていたそう。
 
 
でも、学校やちょっと出かけるために高層ビルを上ったり下りたりするのは大変だろうと思う人もいるのではなかろうか。エレベーターなるものは炭鉱への出入り以外無かったようだが、建物は他の建物へ繋がっていて、建物の通路には傾斜がつけられていたそう。つまり、上り下りしなくても他のビルへ移動でき、しかも必要なら階段のように急な上下の移動ではなく、緩やかな勾配でゆっくりと別の階に移動できた。なんと便利なことだろう。
 
 
下の写真の奥に見えるのは一番の高層ビルだったらしい。軍艦島を自由に歩けない理由の一つは安全。あのビルの壁が近日も崩れたらしい。風がぴゅーと吹いた時、あの高層ビルの壁が一緒に倒れたらしい。自然の力は凄い。
 
今も廃退が進んでいる、変化場所だからこそしっかり管理しているよう。
 
 
3つのポイントで話を聞き終えた後はすぐに船に乗って島を発つ。この後は、船の上から島を鑑賞する。端島軍艦島と呼ばれる理由は大正時代に長崎で造船された戦艦土佐に似ていたからだそう。下の角度から見ると戦艦に見えないだろうか。
 

 
軍艦島は本当に迫力があった。たった60年・50年の間に日本一栄えたような場所がこうも変わってしまうのかと。そして、そんな土地ですら緑が生い茂り始めている。生命とは自然とはどれだけ強いものなのだろう。もともと廃墟ファンではない私でも感動してしまった。長崎に行ったら是非行ってみることをお勧めする。
 
 
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廃墟を用いたアートの記事はこちら

長崎最後の4日目は高度経済成長期と海の幸をしっかり味わう【長崎・長崎】

2022年3月末


 

‐You’ll never find a rainbow if you’re looking down.

 

‐Chaplin

 

-下を向いていたら、虹を見つけられないよ。

 

チャップリン

 

 

長崎の最後の日は軍艦島へ行った。天候が心配だったが、なんとかもってくれて最後まで楽しめた。この記事は更新次第インデックスとして使えるようにするので、後でまとめてご覧になる方はご利用いただければと思う。

 

<4日目の旅程>
 
高度経済成長期の遺産、軍艦島
長崎港で「じげもん」海鮮丼をゲット

 

長崎は思った以上に見どころが多くて、普段マイペースでのんびり旅する私も弾丸になってしまった。旅好きの私にはコロナはとても長く、窮屈な面もたくさんあったが、色んな日本の地域の魅力を発見できるのはかなりの収穫だと思う。

 

 

その他、日本各地の旅

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稲佐山から長崎・港町の夜景を眺めて【長崎・長崎】

2022年3月末


 

‐It's better to light a candle than to curse the darkness.

 

-Eleanor Roosevelt

 

-暗さを罵るくらいなら、ロウソクに光を灯そう

 

‐エレノア・ルーズベルト

 
 
この日が長崎最後の夜だったので、夜景を観に稲佐山へ登る。
 
稲佐山に向かうバスのバス停につく頃、近くのビルから男性が出てきた。たまたま目が合い、彼がフレンドリーな笑顔でHi!と挨拶した。Hiと返事した後、せっかくなのでバス停はこれで良いのか、それとも近くの別のバス停で待つべきか聞いてみた。ここまでで長崎とgoogle mapの相性が悪いのを感じていたからだ。彼はバスは正しいと教えてくれた。そして、バスを待っている間しばらくおしゃべりに付き合ってくれた。彼は元々東京に住んでいたらしい。長崎は数年住んでいて気に入っているが、東京に比べて英語を話す人が少ないなどと教えてくれた。アクセントからすると英語が母国語だろうから、少し寂しかったのかもしれない。
 
バスが来て彼とお別れし、バスに揺られて山へ登る。終点に到着するとそこはリフトの乗り場に近いところだった。ここから歩いても行けると車掌さんが言っていた。同じバスに乗っていた家族も歩くようだったのでついて行ったが、真っ暗闇の中を結構歩く。500mは無いくらいだろうか、しばらく歩くと電灯のついた通路·階段に出るので更にここを通って登る。夜一人で歩くのが嫌な人やそこまで歩きたくない人は素直にリフトを使った方が良いと思う。
 

しばらく歩いて着いた明るめの通路
 
登った景色はこんな感じ。港町だから風情がある。家族連れやカップルも結構きていた。
 

 
さらに建物の中を登って上からも景色が観られる。
ちなみに展望台のところにはライトアップされた塔があるから、遠くからでもどこか分かる。
 

 
真っ暗の中を歩いて帰りたくなかったので、夜景に満足したらとっとと引き上げる。
帰りはリフトに乗って最後まで夜景を堪能した。
 

 
リフトから降りたら、少し歩いてバス停へ向かう。リフトの降り口の人が、中央橋の方に帰るには坂を下りた後の大通りの右側すぐにバス停があるからそれに乗れば良いと教えてくれた。
 
実際に坂を下ると道向かいにバス停があった。が、道を渡ってから気づく、もう一つ反対側にもバス停があるではないか。あーこの時間に間違ったバス停に乗るの嫌だなと思ったころ、一人の男性が通りかかった。ラッキーとばかりに声をかけるとこの近くに住んでいる外国人だった。日本語はあまり話さないようだったが、流暢な英語で正しいバス停を教えてくれた。白人の彼に英語を話す私が日本語で話しかけ、道を聞いたことに彼は最初驚いたようだったが、バス停を教えてもらったのは私の方だったのに、なんだか彼がとても嬉しそうだった。
 
長崎は日本の中では海外出身の人が多く住んでいるようだ。コロナの影響でまだ海外からの人が少ない中、この旅で何度も色んな人に出会った。ただ私としては少し驚いたのは、ある程度国際化した都市でも日本人の外国人に対する対応はかなり閉鎖的にようだ。そう決めつけるのはちょっとこの地を訪れた私が言うには早く失礼極まり無いと思うが、この時出会った2人の反応をみて、なんとなくそう感じてしまった。
 
バスに揺られ、中心地の中央橋付近まで戻ると遅い時間に明るい街が広がっていた。
 
 
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長崎名物のトルコライスをツル茶んで食す【長崎・長崎】

2022年3月末


 

‐友人のいない人生は塩気のないピラフである

 

ウズベキスタンのことわざ

 

 

この日の夕飯はご当地グルメトルコライス。九州最古の喫茶店、「ツル茶ん」へ食べに来た。

 

 

トルコライスとはピラフ・スパゲッティ・カツなどの揚げものが乗った日本風洋食のワンプレート料理。色んな種類があるが、私は王道そうな下のを食べた。ピラフ・ナポリタンスパゲッティー・ポークカツとサラダが乗っている。

 

 

トルコ料理の由来は諸説あるようだが、トルコ好きでトルコへ5回は行った私からするとトルコとの所縁はまったく感じられない。ピラフもちょっと違うと思う。

興味がある方は、下の長崎市のHPから名前の由来に関する話が読める。

 

外部リンク:長崎市のHP

www.city.nagasaki.lg.jp

 

お味は、昔ながらの喫茶店で食べる洋食の味だと思う。美味しいが、どこかの本場の味というよりは、私の両親のような昭和の人はきっと喜ぶだろうというメニュー。

 

昔ながらの味を楽しみたい人は是非行くと良いと思う。ちなみに見た目のとおりボリュームはすごい。

 

 

 

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昔ながらの喫茶店の記事はこちら

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出島で触れた海外交易の歴史【長崎・長崎】

2022年3月末


 

 -京のさきは大坂にすぎず、江戸のさきは小田原にすぎませんが、長崎のむこうは上海ですな。


司馬遼太郎

 

 

教科書で習った出島に行くのは、修学旅行で京都を回るくらい不思議な感覚だった。歴史上の出島は開国したことで拡張などのために地形が変わった20世紀初頭には無くなってしまったので、ここに並ぶ建物は再建されたものだが、当時の生活や逸話も見られるので、とても面白かった。

 

大人1人520円で夜までやっているので、遅い時間に訪れた。20時40分が最終入場の時間だが21時までやっているよう。

 

外部リンク:出島の公式ページ

nagasakidejima.jp

 

今はお堀に囲われたような状態で島が建設され、再現された建物の中は博物館になっているような状態だった。

 

出島への入り口

 

様々な年代・用途の建物が再現されている

 

建物内の展示には出土したものやその使い方。どのような暮らしや交易の仕方をしていたかなどが学べる。あるブースでは、お手伝いの人が当時かなり貴重で高価だった砂糖と食べてしまったり、コーヒーを頼まれてこぼしてしまったりて、とにかくごまかそうとするようなクスッと笑ってしまう逸話もあったように記憶している。

 

建物内の展示

見た目にも面白い形をした下の建物はオランダ商館長(カピタン)の部屋だそう。中も面白いので出島に来る人は是非見てほしい。何が面白いかというとディテール(細部)。一見、西洋の偉い人の部屋にしてはシンプルな洋館だなくらいに見えるのだが、よくよくみると模様が和柄だったりする。西洋の絵図でもみた日本の建築家たちが見よう見まねで建てた結果だろうか。

 

カピタン部屋

カピタンの部屋

カピタンの部屋

オランダ所縁の地だからでしょうね。ミッフィーちゃんもいた。

出島全体のミニチュア模型で全体も眺められる



展示に書いてあることを読むとなかなか面白く、結構見ごたえのある観光地だった。昔の生活や考え方などに興味がある人にとっては良い観光だと思う。

 

 

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