高松で出会ったベトナム料理の良店、I-NGON (アイゴン)【高松・香川】

2021年12月

 
‐匂いほど、過去をはっきり思い出させてくれるものはない。‐
 
 
東京から香川まで行って美味しいベトナム料理に出会うとは思ってもみなかった。前日に瀬戸内海の幸を求めて天勝へ向かう途中、どこからともなく若者達の賑やかな声が聞こえてきた。ふと横の建物の2階を見上げると、誰かの誕生日パーティーをしているようだった。そう言えば、なんだか懐かしい匂いが漂っている。よくみるとベトナム料理屋さんのようだった。雰囲気といいこれはよい店かもしれないと足を止めた。
 
ちょうどその時3人ほど若者が降りてきた。彼はベトナム語で話していた。ふーむ、これは間違いない。お店に近づき看板をみるとあったバインミー。よし、明日のスナックはここだ、と決めた。翌日フライトが夜だったため中途半端な時間に食べることになる。そこで小腹が空いたとき用にスナックを買っておきたかったのだ。
 
外部リンク:アイゴンの紹介(食べログ
 
さて翌日夕方ホテルに荷物を取りに戻る前に立ち寄った。お店には学生さんくらいの若いベトナム人の店員さんが3人いて何やら準備しているようだった。中途半端な時間なので他にお客さんもいない。バインミーが出来上がるまでお店を見渡す。ベトナムのお菓子や調味料なども売られていて、ちょっとした海外旅行気分になった。
 
後で食べるつもりで買ったのだが我慢できずに子供のように1口また1口と頬張ってしまった。これは正解だった。後から食べるより温かいこの時に食べるほうがやっぱりずっと美味しかった。
 
バインミーは以前から好きだったがベトナムに行った時には食べなかった。いや正確には美味しいものが有りすぎて食べられなかった。面白いのは、本格的な美味しい外国料理のお店で家庭的な料理や一般的な食事を提供しているのは地方に多いということ。移住した先や移住を試みる時に仕事を考えると、結局提供できるのは母国の味を広めることだからなのではないかと思う。
 
以前住んでいたオーストラリアでも外国料理の名店は郊外や地方にあった。この話しをすると長くなるので今後に取っておこうと思う。
 
 

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この店の近くで瀬戸内海の幸を堪能できるお店、天勝
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本命とは付き合えない?今時の20代西洋人男性達の恋のお悩みとは【メルボルン・オーストラリア】

2018年夏


 
ー You can have it all. You just can’t have it all at once.  

 

- Oprah Winfrey

 

‐あなたはすべてを手に入れることができる。

 ただ、同時に手に入れることができないだけ。

 

オプラ・ウィンフリー

 

 

これは私(20代女性)がオーストラリアの第2の都市メルボルンに住んでいた時のこと。住んでいたのは郊外の古いお屋敷。メルボルンは昔ゴールドラッシュで裕福になった人々のお屋敷があり、その一部は現在学生やワーホリなどで訪れる若者がシェアして住んでいる。私が暮らしていたのもその一つ。大きなお屋敷に15人の若者が住んでいた。

 
たくさんの人とシェアすることが前提のこの家の住人はソーシャル(社交的)な人が多く、とても仲が良かった。住人とその友人達はほぼ毎日この家のどこかに集まって時間を過ごした。
 
この家の住人は男性の西洋またはインターナショナルスクール出身者が過半数で、しかも揃いも揃ってイケメンばかりだった。私はその中の1人とメルボルンに移る前から友人だったので移り住む時に他の家の内見を1度もせずにこの家に住むことになったのだが、後にハウスメートの1人が自身の不在時に部屋を又貸ししようとSNSに広告を出すと、すぐに100件近くの応募があり、そのほとんどが広告の写真に載っているこの男の子はフリー(彼女無し)なのかというものだった。実際に内見に来た女の子の中にはお目当ての子に「あたながタイプなの」としっかりアピールしていく強者までいた。こんなに積極的な人が多いのかと同世代に感心した。
 
そんなモテ男達の中には何人もの女性と同時期にデートしている人も少なくない。これは西洋人ないし、いわゆる西洋化された国際的な人の中では男女ともに珍しいことではない。オフィシャルな恋人とただのデート相手は異なるのだ。
 
ある日の昼下がり、裏庭に10人ちょっと集まり、明るい時間からブーズと呼ばれる安いワインを片手に他愛ない話しをしていた時のこと。「好きな女の子と今度出かけるんだって?楽しみだろ?」と聞かれた男性Hは急に真剣な面持ちで答えた「とても楽しみだよ。だけど付き合える分けではないから…僕は本気の人とは付き合えない。今結婚できるわけじゃないからな。」と応える。これに周りにいた男性たち10人程度が「あー」と神妙な面持ちで頷く。
 
私を入れて3人の女性がぽかーんとしているのを見るに、1人の男性Dが解説し始めた。
 
「男性にとっての女性は大きく分けて3種類ある。」と言う。それに「そうだ」と男性陣達はやけに大げさに同調した。日本語では周囲が相槌を合わせることが多いが、英語ではまずないので急にコメディーのトーンである。
 
「1つ目は、ありのままでいい感じの子」と続けると、男性陣は少しにやつきながら「そうだ」とまた一斉頷く。私の露骨な解釈では、自分には特に何も感じさせない子と言う意味だ。
 
「2つ目は、デートしたいって思わせる子。この子達のことは本当に好きなんだけど、本命とは違う。」と言うと、今度は「あー、そうだな」と感慨深そうに他の男性陣達が頷く。私の心ない解釈では、可愛い子という意味だ。
 
「3つ目は、本当に好きな子。これは2つ目の子とは全然違う。結婚とかそういう真剣な恋愛を考えちゃう相手。この子達にたいていの男子は手を出せない。本命だからね。」というと言うと「あー、そうだ」としみじみと男性陣は同調する。加えて別の男性が言う「僕は将来結婚したいと考えてる。そして僕にとって真剣な恋愛を始めることは結婚するようなものなんだ。本命と別れるのは辛いだろ。でもかと言って今の僕が結婚できるわけでもない。早くても30歳過ぎるまでするつもりもない。1年くらい真剣に付き合ってから結婚できる状態ではないなんて結婚を意識するくらい好きな子に向かって言えないよ。」。これに男性陣は一斉に「あー」と深く頷いた。
 
なるほど、と私は思う。実は「本当に好きな子とは付き合えない」という話を若い男性から聞いたのはこの家の人達が初めてではなかった。ただ理由についてはよく知らなかった。
 
ここでの納得感は多様性の尊重と伝統的な価値観への理解があったからではないかろうか。
 
一般論だが西洋の自由恋愛が複雑だという認識はあった。既婚カップル、オフィシャルに付き合うカップル、"お友達"というノンオフィシャルな友達以上恋人未満の関係、ディファクト、パートナー、オープンリレーョンシップなど多種多様でそのカップルに合う関係性を築くことが尊重される。
 
そのため恋愛や性に対して自分がどういうものを求めているか意識している人は多いように感じる。そして、パートナーとお互いの立ち位置について確認していく機会が多いのではないだろうか。
 
多種多様で複雑な価値観は時に不確定でつかみどころが無く、人の心が移ろうと知っている人達にとっては不安な要素であろう。考えに考えた結果、或いは多くの恋愛を経験した人達だからこそ、本命に特別な意味を持たせるために、一時の恋愛とははっきりと区別したいのかもしれない。
 
これは本来は男女の問題ではないように思うが、価値観の多様化した現代にも恋愛において男性がリードするという伝統的な価値観、時にプレッシャーはいまだに多くの人の中で受け継がれているのだろう。ちなみにこの時同じく20代前半で女性の私は本命とは付き合えないなどとは言われなければ一瞬たりともよぎらなかった。
 
過去の実らなかった恋も実のところ本命として純粋に美しく実っていたのかもしれないなと、昔のほろ苦い記憶をも微笑ましく思えてくるのは私が途方もなくポジティブだからだろうか。
 
 
メルボルン近郊の住宅街
 
 
 
現代日本女性のぐるぐるする日常を描いた話(本)

瀬戸内海の絶景はまだまだ続く、屋島山頂から北嶺へ【高松・香川】

2021年12月


 

-世界は1冊の本のようなもの。旅をしないということは、その本の1ページしか読まないようなものだ。

 
 
 

屋島の旅はまだ続く。屋島山頂からもうひとつの尾根、北嶺へと渡る道がある。結構歩くことになるうえ、屋島山頂まで往復するのにゆっくり回ると2時間程度かかる。個人的な感想だが、北嶺からの景色の方が美しいと思った。要は4.5km程度(通常1時間程度)の距離でも2時間程度かかるほどじっくりみたいと思ってしまうのだ。バスで帰る予定の人は要注意。 

 

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屋島山頂
道のりは舗装されていて歩き安い。また尾根から尾根への移動なのでアップダウンも少ない。 
 

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Google mapを見ると、円状の道に一本道が突き刺さるように道があり、付き出した先頭に綺麗なビューポイント(遊鶴亭)がある。実際には円上の途中途中にビューポイントがあり、様々な角度から景色を楽しめる。左回りに回った時に見える最初の景色は下。
 

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円状のビューポイントの一つ
 
一方で中央に突き刺すような道は無いので、横着はできない。但し一番のビューポイント(遊鶴亭)は円から伸びた先にあるので見逃さないようにご注意を。遊鶴亭の円柱の元は座れるようになっている。
 

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遊鶴亭

 

遊鶴亭から観た景色

 

遊鶴亭から屋島山頂に帰るまでの道のビューポイントは下。

 

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もう少しアップで見ると切り立った反対の山の岩場が美しい。
 

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体力がある人は是非是非訪れて欲しい。北嶺は瀬戸内海の絶景スポットだった。
 
ちなみに、この旅行以降に高松出身・在住のご夫婦に会って話をした際、ここの話をしたら、「北嶺」や「遊鶴亭」では通じないようだった。一方、屋島という言い方をしたらすんなり分かってもらえたので、ここを訪れたくて道を聞きたい人やここでの思い出を話したい人は覚えておいてもらえればと思う。
 
 
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海の絶景シリーズ記事

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桃太郎茶屋であんもち雑煮とお話し好きなおばあさんと【高松・香川】

2021年12月


 

‐おそらく、食べ物は皆を1つにまとめる力を持っている唯一の普遍的なものだ。

どんな文化でも、世界中のあらゆるところで、人々は集まって食事をする。

 
‐ガイ・フィエリ
 
 

香川のご当地名物の「お雑煮」を食べたくて、桃太郎茶屋へやってきた。屋島まで登ってきたきっかけはここだった。香川のあんもち雑煮のオススメのお店として見つけたことがこの山を知ったキッカケだった。私の場合、大抵のモチベーションは何を差し置いても胃袋だ。

 

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店へ入るとおばあさんが一人で接客を対応していた。広いお店だが、シーズンオフなせいかお客さんは多くない。タコの煮つけとお雑煮を注文した。
 
少しするとタコの煮つけが運ばれてきた。こちらはすでにじっくり煮込んである。あまじょっぱい醤油の味付けだ。歯ごたえはとても柔らかい。噛んで残る感じはない。お店のおばあさんが言う。「この間、さかなクンもこれ食べに来たのよ。今はこのタコが旬なの。」おさかなクンはこんな所まで魚介食べに来るんだな、さすがだ、と思う。
 

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おばあさんはもう一度やってきて「あなたお雑煮も注文した?まだ来てないよね?」とこちらへ問いかける。「お雑煮注文して、まだいだいてないですよ。」とこちらが答えると「まだ雑煮来てないって」とキッチンの方に向かって大きな声で呼び掛ける。なんかやり取りが可愛い。
 
しばらくしてお雑煮を運んできたおばあさんは、私が少し食べたのを見計らって、またやってきた。「香川のお雑煮にはあんこが入ってるの。ここだけなのよ。ほら昔はアンコとか甘いものが高価だったから、お正月に贅沢する時もこっそり隠したの。香川の人はこれを食べないとお正月が来たって感じがしないの。京都の白みそとは違ってしょっぱいの。それからお野菜にダイコンやニンジンが入ってるのは、んがつくから、運がつくように。」洒落なのよフフフと笑う。
 
そう言えば昔、山形出身の祖父にも運がつくようにのくだりは聞いたなと懐かしく思い出す。どこの地方も形は違えど同じようなことを考えるのだなとほっこりした。お雑煮は確かにダシが聞いていて、程よいあんこの甘みと混じり合いとっても美味しいおやつだ。
 
私は東京出身なので白みそはあまり馴染みが無いが、確かに以前食べた時はおばあさんの言っていたように甘みがあった気がする。お店に入る前におじさんたちがいて、恐らく香川のおじさんが「香川のあんこ入りお雑煮ここで食べられるよ」と言うと「えー、いやーなしや」と関西のアクセントの人が答え、お店に入るのをやめた。もしかしたらこの人達は自分たちの知っている白みその汁にあん餅が入っているのを想像し、合わないと判断したのかもしれない。お雑煮の汁をすすりながら、あー、おじちゃん達すごく惜しいことをしたね、と鼻にかける性悪さが顔を出す。
 
お雑煮の付け合わせは「しょうゆ豆だった」。これも香川の名物だ。なんだかんだ食べる機会がなかったのでここで食べれたのはラッキーだった。確かに、豆には醤油の味がついていたが、ほんのり塩気がある程度で食べやすかった。
 

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人懐っこく、お話好きのおばあさんのお陰で最終日に香川の伝統に触れられた。
 
 
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日本三名狸に会える屋島寺と屋島の頂上付近【高松・香川】

2021年12月


 
- After climbing a great hill, one only finds that there are many more hills to climb.

 

- Nelson Mandela

 
- 高い丘に登ると、人はただ、さらに登るべきたくさんの丘があることを見出す。
 

 

 

時間の都合もあり、屋島の山頂へはバスで登った。山頂、一番高いところには標高と山頂である旨が記載されたプレートがあるとのことだが、地元の人曰くそれ以外に特別なところはないそう。お店やら水族館やらが並ぶあたり一帯を含めて一般に山頂と呼んでいるのだそう。

 
バスを降りた先には大きな池があり、その奥、右に折れた先にはお寺がある。屋島寺と呼ばれるそれは結構大きい。
 

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狸(タヌキ)の像もあり、日本三名狸に関する話が記載されている。なんでも屋島の太三郎狸が日本三名狸のうちの一匹、いや敬意をこめて、お一人なんだそう。日本三名狸の存在を初めて知ったが、ジブリ高畑勲監督作品「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出した。後で調べてみるとあながち間違いではなく太三郎狸様も平成狸合戦ぽんぽこにご出演されていた。
 
外部リンク:楽天
 

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お寺を抜け、右のお店が並ぶ道を進むとカフェがあり、絶景が開けてくる。ここにサンドイッチ持ってくるのも悪くなかったなぁと、おしゃべりしながらランチをしている奥様方を見て思う。
 

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とはいえ、この日には行くと心に決めていたカフェがあった。その名も桃太郎茶屋。これについては下にある次回記事をご覧いただきたい。

 

 

 

桃太郎茶屋の記事はこちら

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その他、お参り記事

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心遣いが際立つ、屋島山頂行シャトルバス【高松・香川】

2021年12月


 

‐人が旅をする目的は、到着ではない。旅をすることそのものが旅なのだ。

 

ゲーテ

 

 

美しい景色を求めて屋島へバスで向かう。

 

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この時始発から乗るのは私だけだった。それでも出発する時、運転手さんは手を抜くことなく、お決まりであろう挨拶をプロらしくこなし、角に差し掛かる度に丁寧に事前に曲がることを教えてくれた。
 
降車口のところのに傘がおいてある。よくみると「この傘(貸し出し用)はご自由にお使いください。次の機会にご返却ください」と書いてある。とても良いアイディアだと思う。交通機関に忘れものをして取りに来ない人もきっといると思う。これを一定期間したら処分するのではなくその後利用できればエコにもつながるではないか。万一の雨の時には助かる人もいるだろう。短い道のりだったが温かい心遣いにも触れられた。
 

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途中から他のお客さんも乗り込んだが、それも4人ばかりだったか。乗る人が少なくても運行してくれるのは本当にありがたい。乗車中景色やこの土地についての簡単な案内も流してくれる。
 
途中で綺麗な景色も見られる。下の写真はバスから撮ったものではないが、このような景色だ。バスの中からでもテンションはかなり上がる。
 

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次回は頂上付近についてのご紹介。さらに綺麗な景色がみられるので是非是非ご覧ください。願わくば現地にて。
 
 
外部リンク(ことでんグループが運航する、屋島山頂行シャトルバスのHP)

www.kotoden.co.jp

 

 

 

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屋島の頂上付近の記事はこちら

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屋島の頂上付近から行ける絶景、北嶺

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香川の交通機関に関するその他記事はこちら

うどんの名店「手打ち十段うどんバカー代」で初の釜バターうどんを味わう【高松・香川】

2021年12月


 

‐朝食は王様のように、昼食は王子様のように、

 そして夕食は貧乏人のように食べなさい。

 

‐アデル・デイビス

 

 

高松のうどんの名店といえば「手打ち十段うどんバカー代」。

ここの名物の1つはこの店発祥ともいわれる釜バターうどんだ。

 

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行ったのは平日の11時前とかなり中途半端な時間にも関わらず、店の中は行列だった。かなり回転は良いが、お昼時や休日なら外まで並ぶこと間違い無いだろう。
 
お店の中はには色紙がヅラリ。四方八方に飾られている。きっと押し出された有名人もいるのだろうな、などと心無く思う。
 

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行列に並んで注文する。ここも香川でお馴染みサイズ「小」で一人前だった。注文すると番号を口頭で言われる。この番号を覚えておき、会計を済ませたあと、番号を呼ばれたらうどんを取りに行く。かなりの勢いで回転しているようだったか、支払いを済ませたあとに席で15分くらいは待ったかもしれない。
 
注文したのはもちろん「釜バター」。初めて食べた。かなり美味しい。トッピングはバター、卵と粗びき胡椒、そこに麺つゆも足す。麺は太く、またねじられていて、コシはあるが食感はフワフワしている。和製カルボナーラと言ったら怒られるだろうか。麺からのスターチや卵、バターが味に丸みを出し、今までの和食としてのうどんの期待を上回る。
 

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高松に行かれる方は是非立ち寄ることをオススメする。
 
 
外部リンク:手打ち十段うどんバカー代のHP
 
 
 
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